相手の話を聞いた責任
同様のことが、どのような会社でも多かれ少なかれ発生していると思います。社内においても、相手に要求する前にまずなぜそのようなことが発生しているかを理解します。その上で、状況改善のために自分が協力できることを考えます。そういう姿勢が先立つコミュニケーションが、業務を円滑に進めることにつながるのです。
さて、経営者も日頃から社員に対して関心を示す必要があるということは、既に述べてきました。人の上に立つものは、社員一人一人のキャリアプランやライフプランをよく知っておく必要があります。ここで非常に重要なことがあります。相手のことを聞くということは、聞いた責任があるということを忘れてはいけません。
残念なことに、そのときにはもっともらしいことをいうけれども、後になって全然話の内容を覚えていないという経営者がいます。社員は聞いてもらった時点で、内容を覚えてもらっていると考えます。忘れることは許されないのです。仮に忘れてしまうのであれば、ライフプランのシートを常に手の届くところに保管しておくことです。そして、1ヶ月に一度なり定期的に「調子はどうだ」と進捗について一言声をかけるのです。そのような細やかなコミュニケーションが社員の中での相互理解や関心という風土を生み出していくことは間違いありません。