キャリアプラン、ライフプランを明確にする
さて、具体的に個人のキャリアプランをどのように落とし込んでいくのでしょうか。人にはそれぞれ価値観があります。そして、欲求は多岐に渡ります。金銭的なこともあれば、自己実現の夢があり、一方で家庭生活を営んでいます。自分自身の価値に照らし合わせて、バランスのとれた状態を保つことができれば、人は全力を仕事に投入します。逆に、バランスが崩れれば、どこかにシワ寄せされて、長期的に見てよい結果をもたらさないでしょう。
そこで、本人の価値観に照らし合わせて、どのような人生を望むのかということをよく相談する必要があります。この際に注意しなければならないことは、それぞれの欲求について「達成目標」を確認するのではなく、「どうあること」が充実感につながるのかということを確認します。よく誤解されるのですが、達成目標が人を動機付けるのではなく、達成に向けて努力するという日常的な行為がその人に充実感を与えるのです。どのような行為が自分自身を充実させるかを自覚したとき、人はどのような困難に対しても果敢に取り組むことができます。
次に、価値の対立に着目します。人生では相反する欲求が多く存在します。仕事と家庭、学習と遊びなど、捉え方によっては対立概念となります。そのような矛盾に直面したときにバランスを崩してしまわないように、自分自身の価値を確認しておく必要があります。事前に対立しそうな欲求を照らし合わせ、その中でどのような行動をとるかということの指針を自分自身で決めておくのです。
