戦略の成否は経営者の思いの深さに比例する
そのような場合には、「会社をこうしたい、こうあるべきだ」という使命感に裏打ちされたビジョンや到達点を明確にする、ということが何よりも優先されるべきです。目標が定まれば、「目標に対して今年はどういう状況なのか」という現状分析が冷静に行えます。目標と現状がはっきりとするということは、そのギャップを克服するための行動計画がおのずと導かれるということです。
ではビジョンや戦略をどのように捉えるのでしょうか。従来は、経営戦略がビジネスモデルに近いものとして解釈されてきました。すなわち、「売り方」「仕入れ方」「作り方」など、「○○のやり方」と言いかえられる手法論を集大成したものを、戦略だと認識してきたのです。そして、いずれかの手法が新しければ、それがニュー・ビジネスだと言われてきました。
しかし、第一の扉を開くためには、そのような認識を一旦捨てる覚悟がいります。