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2006年11月13日

十四個目のカギ

緻密な事前設計を行うということは、業務が細かく分解されており、その業務の達成目標は何かということが明確になっている状態です。簡単な例をあげて見ましょう。これまで受注件数を上げるという結果だけを追いかけていたものを、受注達成のための業務設計に変換します。ここではあえて単純化して、顧客のリストアップ、顧客訪問、プレゼンテーション、成約と区分しているとします。よく見られる誤りは、このように業務を分割することで業務設計が完了したと思ってしまうことです。何が問題なのでしょう。それは、ステップごとに何を達成しなければならないかが明示されていないため、単なる行動項目の羅列となってしまっていることです。

具体的にステップごとの目標を設定してみます。顧客のリストアップは具体的にどのような顧客群から、何社のリストアップをすることで業務が完結したとみなされるのでしょうか。次に、リストアップした先のうち何社に対して、どれくらいの期間をかけて訪問するか。そして、プレゼンテーションでは、顧客からどのような回答を得ることでその商談ステップをクリアしたとみなせるのでしょうか。結果として、最終的に何社の成約をすれば十分な業績を上げていると判断されるのでしょう。

このように考えていくと、ただ単に業務を細かく組み立てるだけではなく、ステップごとに緻密に目標が設定され、また、最終的な成約までのストーリーが一貫していなければ、ステップごとの目標が設計できないことに気づくでしょう。それが、本当の意味での業務設計なのです。

key.gif十四個目のカギ

何事も始める前に業務設計をする習慣を身につけること。経営の扉を開くカギはそこにあります。

さあ、あなたは毎日業務に忙殺されていることに気づくかもしれません。

そこで第十五の扉です。

2006年11月10日

PDCAの根幹は緻密な業務設計

「また競合が低価格で攻めてきた」「なかなか新規が獲得できない」そのように10年くらい同じ事を言い続けている経営者がいます。細かく営業ステップごとに業務分解し、目標設定ができていないために、検証の落とし込みが出来ないのです。

第六の扉でも述べたように、緻密なセールス設計ができなければ、同じ課題を繰り返すという状態に陥ってしまいます。合理的に業務工程を管理するということは、製造業における生産現場には多く見られても、それ以外ではあまりできていない企業が多いようです。仕事の基本として、PDCAのサイクルが重要だということはよく言われます。しかし、PDCAで何が最も重要かということはあまり語られていません。手法論であるのに、概念論のように用いられているのです。

結論から申し上げると、事前のプランニングが何よりも大切です。実行段階に入れば、変化への対応力は当然必要ですが、基本的には計画されたことを徹底的に行えばよいだけです。進捗は、事前設計が緻密でないと確認のしようがありません。進捗確認が出来なければ検証を行って、反省することも出来ないわけです。このように、事前に緻密に業務を組み立てることが大変重要であるということを改めて理解して下さい。
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2006年11月07日

なぜ同じ問題に繰り返し直面するのか

第十四の扉 「なぜ同じ問題に繰り返し直面するのか」・・・要因分解によって、アクションプランを導き出すことが出来たとしても、同じ課題は繰り返される。脱却するにはどうすればよいのか。

十四個目の扉が開かない理由
「目の前にある業務から手をつけていること」


要因が分解できても設計できない、このような状態であれば、一時的にアクションプランを導き出せても、同じ問題を繰り返すだけです。

課題の本質はロジックツリーを掘り下げていくことで見えてきます。次に、アクションプランをステップごとに浮き彫りにし、目標設定や対応策を立案する必要があるのです。ブレイクダウンとビルドアップの両方ができてはじめて、地に足のついた施策が展開できます。

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