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2006年11月04日

十三個目のカギ

とある住宅メーカーの事例に戻ります。強みという1つのテーマについての会議が行われていました。しかし、一向に議論が深まらず、「やっぱり自社には取り立てて長所がない」となってしまいます。そこで、同業界で強みといえば、どのような基軸が考えられるかということをリストアップしました。価格、デザイン、立地、品質、アフターフォロー、などです。この中で、品質に対する相対的な評価が高いことがわかったため、品質を規定する要素を分解していきました。設計品質、施工品質、営業(提案)品質などです。明らかに施工品質に自信があるという意見であったため、施工品質をさらに構成要素に分解したところ、優秀な職人がどうやらキーワードであることがわかりました。ここまでくれば、そのような優秀な職人をより多く抱えるための施策は何か、またその良さを訴求する方法論は何か、という対応策に到達します。
要因分解という思考方法は、当たり前のようで実は全くできていません。社員が前向きに仕事に取り組もうとしている環境においては、このような具体的な方法論を訓練することが重要になります。

十三個目のカギは、ロジックツリーによる要因分解の技術を自然に活用できるようになることです。しかし、アクションプランを策定しても、同じ課題に繰り返し直面しているということはないでしょうか。

key.gif十三個目のカギ

いくら大変な業務やクレームであっても、その要因を分析すれば、一つずつの作業や改善点は意外に簡単にクリアできる。要因分析という手法を身につける。経営の扉を開くカギはそこにあります。

では、第十四の扉に進みましょう。

2006年11月01日

クレームの要因分解

あるクレームが発生したとします。一つの方法として、クレームとして発生した事象の原因を、部門別に分解することができます。営業活動の甘さ、設計ミス、製造工程での不良といった具合です。部門別に分けられた要因はさらに、具体的な事象に分解されます。営業活動であれば、ステップ別に、ファーストコンタクト、アプローチ、ヒアリング、プレゼンテーション、クロージング、アフターフォローという形で、それぞれのプロセスに不備がなかったのか追求することができるかもしれません。同様に、設計や製造でも要因を分解することができるでしょう。

あらゆる事象について、特定のテーマを中項目に分解し、それをさらに構成要素にまでの細かく要因分解するのです。なぜなら、このように分解された要因は、具体的に誰が、何を、いつ、どのように改善していけばよいか、といったアクションプランを導き出すことができるためです。

「そんなことはわかっている」といいながら、実は多くの企業でこのような思考が有効に活用できていないのです。表面的なテーマについて、時間をかけていろいろと議論を繰り返し、結局は具体的な行動が何一つ取られていない、というのは論理的思考が欠如している最たる例です。そのような企業では往々にして、時間をかけることで成果が生まれるという誤解が横行しています。
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2006年10月29日

なぜ教育をしても、あなたは成果を手に入れられないのか

第十三の扉 「なぜ教育をしても、あなたは成果を手に入れられないのか」・・・社員への適切な教育を行う。しかし、社員個人の成長意欲と成果の間には大きな壁が存在する。そこに求められるのは何か。


十三個目の扉が開かない理由
「発生する状況への対処しか行っていないこと」


意欲が高まれば、そのエネルギーを正しい方向に向かわせる必要があります。すなわち、やるべきことを行い、不要なことはやらない、ということです。およそ、世の中の全ての事物・発想は、ロジックツリーとよばれる階層構造に落とし込むことができます。

このカテゴリーの落とし込みができるかによって、論理的思考力のレベルが分かります。正しい判断を効率的に行うには、この発想を常に訓練する必要があるのです。

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