十三個目のカギ
とある住宅メーカーの事例に戻ります。強みという1つのテーマについての会議が行われていました。しかし、一向に議論が深まらず、「やっぱり自社には取り立てて長所がない」となってしまいます。そこで、同業界で強みといえば、どのような基軸が考えられるかということをリストアップしました。価格、デザイン、立地、品質、アフターフォロー、などです。この中で、品質に対する相対的な評価が高いことがわかったため、品質を規定する要素を分解していきました。設計品質、施工品質、営業(提案)品質などです。明らかに施工品質に自信があるという意見であったため、施工品質をさらに構成要素に分解したところ、優秀な職人がどうやらキーワードであることがわかりました。ここまでくれば、そのような優秀な職人をより多く抱えるための施策は何か、またその良さを訴求する方法論は何か、という対応策に到達します。
要因分解という思考方法は、当たり前のようで実は全くできていません。社員が前向きに仕事に取り組もうとしている環境においては、このような具体的な方法論を訓練することが重要になります。
十三個目のカギは、ロジックツリーによる要因分解の技術を自然に活用できるようになることです。しかし、アクションプランを策定しても、同じ課題に繰り返し直面しているということはないでしょうか。
十三個目のカギ
いくら大変な業務やクレームであっても、その要因を分析すれば、一つずつの作業や改善点は意外に簡単にクリアできる。要因分析という手法を身につける。経営の扉を開くカギはそこにあります。
では、第十四の扉に進みましょう。
