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2006年10月17日

十一個目のカギ

「自分のことをわかってくれない」という人は、経営者として失格だということをよくご理解いただけたと思います。自分のことをわかってもらうまえに、相手のことを理解しなければならないのです。ましてや、一番トップにいる人間が「知ってもらいたい」ということばかり考えているようでは、組織にとって悪影響が出るばかりです。

十一個目のカギは、相手を理解する姿勢です。この点を本当に理解された方は、すばらしい人間関係を構築するために、とても重要な要件を獲得されたことでしょう。

key.gif十一個目のカギ

相手に変わってもらうには、まず自分が変わること。自分を理解してもらうには、まず相手を理解すること。経営の扉を開くカギはそこにあります。

しかし、相互理解の姿勢をもっただけで全ての業務が進むわけではありません。部下への理解を示しているはずなのに、なかなか成長してくれません。

それが第十二の扉です。

2006年10月14日

相手の話を聞いた責任

同様のことが、どのような会社でも多かれ少なかれ発生していると思います。社内においても、相手に要求する前にまずなぜそのようなことが発生しているかを理解します。その上で、状況改善のために自分が協力できることを考えます。そういう姿勢が先立つコミュニケーションが、業務を円滑に進めることにつながるのです。

さて、経営者も日頃から社員に対して関心を示す必要があるということは、既に述べてきました。人の上に立つものは、社員一人一人のキャリアプランやライフプランをよく知っておく必要があります。ここで非常に重要なことがあります。相手のことを聞くということは、聞いた責任があるということを忘れてはいけません。

残念なことに、そのときにはもっともらしいことをいうけれども、後になって全然話の内容を覚えていないという経営者がいます。社員は聞いてもらった時点で、内容を覚えてもらっていると考えます。忘れることは許されないのです。仮に忘れてしまうのであれば、ライフプランのシートを常に手の届くところに保管しておくことです。そして、1ヶ月に一度なり定期的に「調子はどうだ」と進捗について一言声をかけるのです。そのような細やかなコミュニケーションが社員の中での相互理解や関心という風土を生み出していくことは間違いありません。

2006年10月11日

相手に要求する前に、まず自分ができることを提案する

誰しも恋愛を経験したことがあるでしょう。相手から最初に好意を抱いてもらう鉄則、それは、こちらがまず相手のことを好きになることです。恋愛では、そのあとに引いたり押したりという駆け引きを楽しむ人も多いようですが、社内の人間関係でそのようなゲームは必要ありません。自分がまず相手に関心をよせることが、相手の関心を得る秘訣なのです。

ビジネスの世界に戻りましょう。相手への関心を積極的に示すとはどういうことでしょうか。ここに一人の印刷営業担当者がいるとします。「制作部門が作成した印刷物に誤字が多いので、客の前で恥をかいてしょうがない。なんとかしてほしい」とあなたのもとへ相談にやってきました。あなたなら、どのようなアドバイスを与えるでしょうか。
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「さっそく制作部門のメンバーを集めて、予防策を検討させよう・・・」これではダメなのです。まず相談に来た営業担当者に対して積極的な関心をよせる必要があります。「具体的にはどのような点に遺憾なのか」「どのような時期に同様の問題は発生するのか」という真相を掘り下げていく必要があります。そうすると、いつも同様のミスが減らないとも言っています。では、「ミスが減るような提案をしたか?」ということが重要になってきます。

ここから、部下である営業担当者自身が、制作部門のことを十分理解しようとしていないという問題に焦点を当てます。ミスが減るような提案をしていないのは、誤字が発生する背景を営業担当者が知ろうとしていないからです。そこで、「なぜミスをするかということを理解したかい?」という問いの堀下げを行うのです。そうすると、他の営業担当者の制作物は比較的誤字が少ないことが判明するかもしれません。この営業担当者だけに誤字が多かったのは、制作依頼にあたって自分自身がいつも急に、そして汚い字の原稿で依頼していたということがわかりました。

まずは自分自身の業務を改善することが、結果として制作物の品質を高めることにつながるのです。その上で、やはり発生する誤字については、制作部門としても独自の予防策が必要になります。しかし、これはあくまでも相互理解が進んだ後の話なのです。

2006年10月08日

なぜあなたの会社の社員は、一致協力しないのか

第十一の扉 「なぜあなたの会社の社員は、一致協力しないのか」・・・一人一人の社員が積極的であっても、組織として円滑なコミュニケーションが図られていないケースがある。それはなぜか。


十一個目の扉が開かない理由
「相手を理解する姿勢がない」


評価に値する制度や個人目標が設定されたとしても、社員間で相互理解がなければ円滑なコミュニケーションは進みません。このような風土も、出発点は経営者なのです。社員同士が互いに無関心な職場があります。そういうところは、えてして社長自身が社員を知ろうとしていません。部長が社員を知ろうとしていません。部門間で理解しあおうとしていません。この無関心の連鎖が発生しています。

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