真意を聞く
歴史上の知将と唱われた人物に共通する能力は何かということに対して、
一言でいうなら「人の腹を見る力」ではないかと私は考えます。
常に生死が隣合わせの時代には、この人の深層心理を読む力は何よりも重要な能力では
なかったでしょうか。
進言してくる家来、近隣からの密告など、常に何らかの策略に満ちたものであり言葉通り
信じた瞬間に寝首をかかれていたはずです。
その中で一定の領地を手にした知将には、当然ながら人読みができなければならなかった
と言えます。
しかし、この深層心理を読むというのははなはだ難しいことであり、
穿った見方をすれば逆に真意とは遠ざかっていきます。
だからこそ逆に正面から相手の話しを聞き、すべてをそのまま受け止めるという思想も
あります。
でも決して人はそのように正面から聞くことはできません。
必ず聞きながら主観が入ります。
主観が入るから真意が見えなくなってきたりもします。
ではどうすれば真理や真意は見えて来るのでしょうか。
これは相当難しいことですが、ひとつだけ私は良い方法を知っています。
それは、自分だったらどうするか!という視点で常に聞いてみることです。
相手がどう考えているかなどを考えるのではなく、相手が話した事象に対して自分だったら
どんな判断をするか、どう行動するかを考えていくとあなたにとっての真理は見えてきます。
是非相手の深層心理を伺うような瞬間がでてきた時には一度試してみてください。