本当の優しさとは
人は得てして家族や親しい友人などに対しては、優しさの誤解をしているケースがあります。
自分の両親が年老いてきたからと言って、けがをしてはいけないからと何も労働をさせない、自分の子供に苦労をさせまいと何事も先回りして障害を取り除く。日頃気づかず行っている多くの優しさの誤解があります。
しかし、これらの間違った優しさは、ほとんどが相手のためになっているケースは少なく逆にそれぞれの自立を削いでしまっていることが多々あります。
年老いた両親にはいつまでの役割を担ってもらい、生き甲斐をそこに見つけてもらうことの方がはるかに大切です。子供には自立できる強さをもってもらうことが何より重要なことです。
こうやって文章で書くと至極当たり前すぎる話なのですが、あまりに近すぎる家族にはその意志を考えることをしなくなるものです。
そのような似非優しさは、実はすべて自分が満足するためにしているある意味での「エゴ」であり、先回りして行動することは、家族がつらい目にあうことを見たくないという自己防衛心が働いている現れなのです。真の優しさは相手の意思の中に答えを見つける行為だとつくづく思えてなりません。