機微に富む人
「機微」とは広辞苑で引くと「容易には察せられない微妙な情報」と記載があります。
人の素養の中で、この機微に富むという才能はとても重要で、その人の人格を決める大きな要素になっていると思います。
機微に富むとは、相手が今どんな心理状態にあるのか、またどんな感情をもって話しをしているのかなど推し量ろうとすることです。
対人スキルが高いと言われる人には必ずと言って良いほどこの機微に富む能力が身についています。
単に気を使うということではなく周りの人の言動に対してその深層心理を考えていくことが大切です。
当然ながら人の心なんてパーフェクトには理解できるものではありません。
しかしながら、人はその心理が必ず言動にも表れるものと言えます。
例えば上司から何か叱られたとします。叱られると人はその出来事だけに対して謝罪や反発の感情を抱きます。しかしそれでは、全くと言って良いほど成長はありません。
上司がその叱責をする背景や、その思いを容易には察せられない微妙な言動から考える必要があります。それが機微に富む行動と言えるのです。
上司も人間ですから自分の感情に任せて叱責をしている時も多々あります。その場合は別としても、通常は何か必ずそこに期待感や成長させたいという思いがあります。決してその思いは100%分からなくも良いのです。
機微に富むとは、知ることではなく知ろうとすることだとも言えるからです。