捨てる勇気、持ち続ける努力
ヨーロッパに社歴100年を超える企業がありました。その会社は日用品から家電製品、IT関連機器に至るさまざまな消費材を開発製造する総合メーカーでした。
しかし、不況下の中、業績悪化が続き倒産の危機に瀕してしまいました。そこで39歳の若き経営者を招き、再生を図ることにしました。どうすればこの危機的状態を脱することができるのか、その若き経営者は考え、決断をしました。
「ひとつだけ残してすべて捨ててしまおう!!」
周りの多くの反対を押し切って、100年の歴史とプライドをすべて捨てて、その会社は携帯電話事業だけにすべての資産を集中し、徹底的に改革を行いました。そう、その会社が携帯市場シェアNo1のノキア社なのです。
人は新たな何かを手に入れるために、また新たな道を選択する時は、必ず何かを捨てなければ、新しい何かが大きく育たないものです。キャリア開発にも必ず何かを捨てる勇気を持たなければ新たなキャリアは手に入りません。もし今までのキャリアをすべて守ろうとすれば、当然ながら新たな方法論を否定することにもなりますし、何より周りの環境に溶け込むことができないはずです。
持ち続けるものは、目標と信念だけで十分ではないでしょうか。
転職は可能な限り過去のキャリアに拘らないことが鉄則かもしれません。