インドの頭脳立国対策に見る能力開発の考え方
急激な経済発展の兆しを見せるインド。シリコンバレーのIT技術者の内アメリカ人の次に多いインド人。
インドは独立後一貫して「頭脳立国」を目指し国策として優秀な人材教育に取り組んだ結果が現在の頭脳集団を排出してきました。その中でもIITという技術系大学の頂点を極める大学では、毎年10万人の受験者の中から特に優秀な5000人を入学させ、国の予算で徹底した教育を行っているようです。
その学生は、1日のうち学校で8時間程度学び、下校後学生寮へ帰り10時間近く課題に取り組んでいるとのこと。授業料も寮費も国が負担する代わりに、学ぶこと意外はまったくさせない期間を作っています。確かにこの環境の中で学ぶ学生と日本の学生を比べれば習得するものの違いに大きな差がでて当たり前かもしれません。
しかし、それ以上にIITの方針が大きな結果の違いをうんでいるようにも思えます。その教育方針が明らかに違うのが試験に現れています。IITでは試験は1教科3時間もありますが、とにかく難題が提示されるそうです。当然答えられない学生も多数出てきますが、正解よりも、例え答えが違っていてもそのプロセスがユニークであれば評価をしていきます。つまりその背景には、「考えつくす」ということが求められています。
考えて考えることではじめてその課題の背景が見えてくる他、思考力が高まる、考え方が身につくのだと思います。我々は、きっと物事を少しばかり考えてすぐに答えを出す習慣が身についているような気がします。真の能力とは考え尽くした時に得られる宝なのかもしれません。