仕事はやりながら好きになる
大学を卒業する際に、学生諸君は自分に適した仕事が何か真剣に自分と対峙し考えると思います。しかしながら知名度や、待遇のよさに周りの友人と比較をし、そこに勝ち負けの基準を置き、安易に企業を選択してしまう人も少なくありません。
では仕事を選択する時に何を基準にすべきでしょうか。これまでさまざまな学者が知恵を絞り続けているとてつもない課題ですが、その確信は未だ明示できているものはありません。
大学生には好きなことを仕事にしなさいと、過去の経験、つまりクラブ活動やバイトを通して得た「好き」を基準にしなさいと指導をされます。これは決して間違いではありません。しかし、入社した会社ではその仕事がイメージと異なり好きになれそうにないと安易に判断し退職してしまうことも多く見られます。
ここで大切なのは、好きな仕事というのは余程の社会経験がなければ判断できないものであり、最初から好きになれるものではないのです。言葉を変えるなら、仕事はやりながら好きになっていくものだということを基本に置いておく必要があるということです。
自分が本当に好きになれる仕事か否かは、その仕事を通して本当に得られる価値を見据えないと判断はできないはずです。その価値を見つけるにはやはり最低2年は必要ではないかと感じます。
天職という言葉があります。人は自分が望む職業に出会った時、それを天職と思うのでしょうか。決してそんなことはないはずです。この好きと同様に繰り返し、繰り返し、その仕事に取り組み、一定のスキルを身に着けて始めて天職と昇華していくものだと思います。