家族と会社の位置づけ
世の中には、会社は家庭であり、社員は家族であると声高に言う経営者がいます。しかしその一方で、同じ経営者が経営不振を理由にリストラや賃金カットを行っています。
会社は本当に家庭になりえるのでしょうか。私はこのふたつは別な存在であって、求めるものが全く異なると思います。
会社はあくまで自己の成長と研鑽の場であり、営利を追求すべき組織集団であるはずです。家庭はそもそも営利を追求する集団ではありませんので、根本的な役割や責任が違ってきます。家庭では評価ということは必要ではないはずですが、会社ではその評価が基準になっています。単純に言えば、働かない社員は守るべきではなく、がんばっている人には適正に報いていくことが最低のルールとして会社は存在しているということです。
中には家族的経営を前面に打ち出すことで、不当雇用を強いている会社も多々見受けられます。転職をする際に会社を選択する局面が来た時には、この家族的経営と言う言葉を表面化させている企業には要注意しながらその実態をよく観察すべきであると思います。