体育会系学生がなぜ好かれる
これまで企業は採用する学生に対して「何かスポーツをしてきましたか」と必ず聞いてきました。
このスポーツをしてきたかという言葉の裏側には一体どのような意味があるのでしょうか。
運動をしていると規律が身についている、上限関係を弁えている、ひとつのことをやりぬく意志力が備わっているなどと言われると思います。中には、運動をしていれば酒が強い、何事もポジティブに考えるなどと何の根拠もないようなことを唱える先輩がいます。
これらのことは、一口に言えば、会社側が都合のよいように上からの命令に従順に従うという暗黙の理解がそこにあったのだと思います。だから体育会系の学生は好かれてきたのです。
しかし、現在ではそんな単純に学生の頭の中はできていないものです。高度成長期ならまだしも、企業が簡単に解雇をしたり、給与削減をする厳しい社会が到来したことで、学生は企業をシビアに見つめ、単なる都合のよい歯車になっていては、ひとりになった時に世の中を渡り歩く力は身につかない。だから仕事も選ぶし、発言もするようになったのです。企業は、都合が良いから体育会系学生を選択する時代は終わった、と理解しなくてはいけない時代が来たと認識するべきですね。