自分探しがなぜ始まるのか
フリーターが増える。ニートが増える。定職を持たない若者になぜ正社員を目指さないか、なぜ働かないか率直に聞くと、多くの若者が「何をしてよいかわからない」「何に向いているか見つからない」などといった答えが決まって返ってきます。今風に言えば誰もが「自分探しをしている」ということなのでしょう。
さてこの自分探しですが、なぜこんなにまで混迷し、多くの若者が迷い続けるのでしょうか。働きたくないから、怠けたいからという若者はほんの一部であって、逆に働くことに真剣で、「仕事に対する意識」がかなり高い若者が多いのが実態なのです。
より企業の採用が厳しくなり、より明確な志望動機を求められるようになってからというもの、学生はやたらとその働く目的を考えさせられるようになりました。その結果、働くということにかなり高い意識を持つようになってきたのです。そして実際に大学時代に明確なキャリアプランをもって就職活動をします。
しかし、企業側が採用ラインを高くした割には、採用後の業務は先輩の嫌がるルーティンワークであったり、意味のない作業が続きます。
このギャップを皆さんはどのように考えられますか。当然嫌になりますよね。
そのために結果として退職となり、そこから自分探しの長い旅が始まるのです。この採用ハードルと実務のギャップがなくならない限り、若者の迷走は終わらないのではないでしょうか。