本当に若者はわがままになったのか
平成の若者はわがままになったのでしょうか。
先輩方々は、口々に「今時の若いもんは文句や理屈ばかり言う割には働かない」などといつの世もいう台詞を繰り返します。しかしその声は、ここ10年間特に耳にするようになった気がします。本当にそうなのでしょうか。
結論から言ってそれは大きな間違いだと思います。わがままになったのではなく、しっかり企業というもの、仕事というものを考えるようになったのではないでしょうか。
バブル崩壊後、各企業とも新卒社員の即戦力化を望んで採用を行うようになりました。そのために採用時に面接官は、「あなたはなぜこの会社を選んだか」「将来どのような仕事をしたいか」などより具体的な仕事感について聞くようになりました。結果、「がんばります」という一律的な前向きさだけでは不採用となるために、若者は真剣に働くことや、自分の将来を見つめるようになってきたのです。
この状況を先輩諸氏は、わがまま、生意気と一言で済ましてよいのでしょうか。わがままなのではなく、考えているのだとまず認めていくことが大切ではないかと思います。
考えてきた若者を正面から受け止め、将来のことを一緒に考えていく姿勢が大切なのではないでしょうか。