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石川啄木に学ぶ

昭和初期の文壇に対して、批評的に「性急な思想」と表現した啄木。「現在の文壇は性急(せっかち)過ぎると言い、性急な心は、目的を失った心である」と表現しました。また、「この山の頂きからあの山の頂きに行かんとして、当然経ねばならぬところの路(みち)を踏まずに、一足飛びに、足を地から離した心である」とも言いました。

確かに焦っている時は人は誰もがその人情を忘れ、何か大切なものを亡くしてしまっているような気がします。しかしその時代は今から比べれば遥かにのんびりした暮らしをしていたのではと我々現代人は想像をしてしまいますが、啄木には何か心を亡くしてしまっていると感じたのでしょう。

現代は更に情報が錯綜し、どんどん早いスピードで物事が移り変わっていきます。技術革新は、秒進分歩で進化し、流行廃りは日ごとに発生しているような状況であると感じます。

しかし、いつの世も目的を持っていれば、性急な心は起きないものかもしれません。常に自分は何のために働くのか、考え続けてさえいればその答えが見つからなくても焦ることなく、一歩一歩確実に成長をしていけるものだと思います。

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