教える人が偉い・教える人が上という考えを是正する
私達はこれまでの長い歴史の中で、教える人が偉い、教える人が上であるという考えが根付いています。戦時中などは、特にこの発想を基に、統制をとっていきました。
しかしながら現代社会を生きていくものとして、また真の成長を願う人は、まずこの考えから排除する必要があります。これだけ情報が溢れる時代の中で、教える人が常に偉く、上に存在することはもうありえないのです。インターネットの普及はまさしくその教えるという概念を根底から覆してしまいました。
部下の方がはるかに情報を持ち、知識を得ている現実があります。上司は教えてもらうことを恥とする考えを捨て、また部下にはあくまで情報のナレッジ化という業務だと認識させ、教えるという行為についての新たな考え方を理解させていくことがとても重要なことです。
では教えることが偉いということでなくなった瞬間に、上司と部下の関係が崩れると感じられる方がおられるかもしれません。
答えから申し上げますと、決してそんなことはありません。上司は部下の成長を心から願い、個人を尊重していく姿勢を持ち、部下が最も力を発揮できるフィールドを与えることに専念すれば、これまで同様の関係は維持できるものです。決して部下を誘導しようとか、思い通りに使うという発想がそこにあっては、いつの日か部下から蔑まされる時が来るかもしれません。