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2006年08月29日

人の器は何がつくるか

人の器とよく口にしますが、そもそも器とは何を指して言うことなのでしょうか。

対人的なスキルであるという人もいます。また責任をとる範囲、それを器だという人もいます。人生の経験値こそが器と言う人もいます。どれも正しいことですが、あえて一言で言い表すなら「器とは人の許容値」ではないかと思います。

どれだけ人の話が聞けるか、どれだけ他人を認め、受け入れるか、それこそが器なのですね。単に頭が良くても器の小さな人は持論を幾らでも話しをしますが、他人の意見は聞かない。だからこそ余計に器が広がらない。そんな人を多く見かけます。

器とは生まれ持ったサイズを幾らでも広げられるものです。そのためにはとにかく聞くことが器を広げる最大の手法なのですが、なかなか自分の耳に痛いような話しは聞き続けられませんよね。

でも聞くことが成長である、聞くことでこの瞬間器が大きくなっていると頭で描けば、多くの話しを受け入れられるようになります。また聞くためには、自分が多くを語らないことも秘訣と言えます。

器を大きくするには、聞いて聞いて聞きまくる、そんな姿勢が何より不可欠なのです。

2006年08月26日

愛嬌が入っとらんな

一、志を立てる。
二、好きになる。
三、自らを知る。
四、衆知を集める。
五、訴える。
六、まかせる。
七、要望を追求する。
八、叱る、褒める。
九、責任を自覚する。
十、部下に学ぶ。

この10項目は、松下幸之助氏が定めた「指導者の条件」の中で30年前に記され、今なお多くのマネージメントの現場で繰り返し学び続けられている黄金律です。

この10則を定める時の逸話ですが、より分かり易く資料を再編するために、松下幸之助氏がすでに定めた人材育成に関する重要な視点102項目の中から思い切って10項目に絞込む作業を部下に命じたそうです。部下は相当な時間をかけいよいよ10項目に絞り、松下幸之助氏にこの10項目でよいかお伺いをたてたところ、「君、ひとつ大事なものが欠けとるな、何やわかるか」と聞かれたそうです。

当然ながら部下達は、集中力であるとか、先見力があるかなどのマネージメントスキル項目をその答えとしてあげたそうですが、幸之助氏からはひとこと「愛嬌入っとらんな」と言われたそうです。

前述で可愛げというのが成功者の絶対の条件とコラムに記載をさせて頂きましたが、この愛嬌というのはまさしくその同じポイントだと思います。幸之助氏と同じ視点などとおこがましくて言えませんが、人の上にたつ人の絶対に不可欠な条件がこの「愛嬌」であると間違いない重要点だと思います。

2006年08月23日

掃除だけはきちっとやりなさい

「自分の身をきれいにできないものが社会をきれいにできるか」そう教えたのはあの偉大な経営者である松下幸之助氏です。

21世紀のリーダーを育てることを目的とした私塾、松下政経塾での基本の教えであったようです。何かを成し遂げようとする人は幾ら口で大きなことを言っても自分の周辺の組織や職場が良き環境でなければ絶対にその夢は実現しないということではないでしょうか。

それはなぜかと言えば、自分の周りの環境をきれいにすることで、必ずプラスの波紋が外へ広がり、周りの人や環境へ良い影響を与えていくからなのです。身の回りを綺麗に掃除することで、気持ちが良くなる、気持ちがよくなれば自然とお客様に元気に接することができる、元気に接すれば自社の商品やサービスが際立って見えてくる、際立って見えることで商品が売れるようになる、商品が売れるとより自信が実に付く、自信が付けば仕事が楽しくなる、その結果たくさんのものを手に入れることができる。この波紋現象は、口で言う以上に簡単に派生してくるもののように感じます。

2006年08月20日

1拍のコミュニケーション術

上質な会話の秘訣に「1拍のコミュニケーション」という技があります。

頭の先行する方によく見られる質の悪い会話として、相手の会話が終わるか否かの瞬間に相手の意見に対して即刻反論をする人がいます。その話がどんなに間違っていようが、本題から逸れていようが、どんな立場の人でも即刻反論をされて気持ちの良い人はいません。これはビジネスの世界だけに限らず、より身近な親近者の間でよく見られることかもしれません。

相手の話をしっかり聞くことは人としての最低限のモラルであり、大切な姿勢であることは言うまでもありません。そしてコミュニケーションを上質にしていくには、相手の意見に対して直感的に反応をするのではなく、また自分の中で主張する内容を考えるのではなく、反論をすると相手がどのように感じるかという視点で一度思考した上で話しをすることがとても重要なのです。

そんなことまで考えながらでは会話が成立しないと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。相手の話を聞きながら十分その組み立てはできるものです。

まず反論をしてしまう人は自己弁護が癖になっている人なのです。その場合の治療法は、話す前に1拍置くことだといわれています。何か口に出る瞬間、一呼吸をして話をする。そう癖をつけることでかなりのコミュニケーションエラーは解消されるようです。是非ともお試しください。

2006年08月17日

月曜日の朝を大事にする

休日明けの出社日は、その1週間をより実りあるものにするためにとても重要な日であると思います。更にはその始業前の数分間はとくに大事な一時だと思います。

しかし多くの人は、この一瞬をとても無駄に、いえ逆にマイナスに過ごしているような気がします。折角今日から今週が始まるというのに、暗い顔をして出社してきて黙ってパソコンに向かっているあなた。遅刻しそうになり階段を駆け上がり始業時間ぎりぎりに滑り込んできたあなた。部下や同僚に対して、最初の会話を「最悪だよ・・・」から始めたあなた。

うまく行く話もこれでは絶対にマイナスに向かっていきます。

決して精神論を言っているのではなく、科学的に分析しても絶対にプラスの結果が生まれないと言い切れます。それは人間は最初が肝心、とても大切にする生き物だからです。何でも最初の印象をずっともって行動をする傾向が強いものです。

物事を始めるにあたり、賛同者を無くすような態度では当然ながらサポート体制が脆弱になります。またスタートする前に十分な準備の時間がなければ当然ながらミスやロスが発生します。前述しましたが、人は最初に言われた印象をずっと引きずる生き物ですので、同じ話しをするにしても最初から嫌味をいっては伝わるものも伝わらなくなります。

週の初めのその一瞬をとても大切にしてください。そのスタートの一瞬で手に入れられる成果は格段に違ってくるものだと必ず実感できるはずです。

2006年08月14日

人材派遣の多様化に見る職業スタイルについて

キャリアバンク社が今秋から農業分野への人材派遣に参入するというニュースが流れました。

今秋から花の生産販売で経営ノウハウを持つ人材を育成し、農業生産法人などに派遣するとのこと。来年度には果物など他の農産物にも対象を広げる計画らしい。

規制緩和で企業の農業参入が増える傾向にあり、経営や管理を担える人材の潜在需要は大きいとみて市場開拓を進めると報じられていました。

これは単なる荷役労働の助っ人という派遣ではなく、しっかり技術を持った人を送り出し、指導にあたらせることが目的だと思いますが、単純に農家への派遣労働というスタイルも十分に考えられるはずです。
言うまでもなく、一次産業においての労働者応援の仕組みは町や村という単位では行われてきていますが、今後はその労働についても請負企業の大きな対象になってくると思います。

長らく季節労働という形で農家の方々が冬の間都心部へ働きに出ていましたが、今度は逆に夏の間農村へ派遣や請負で働きにいくスタイルが出てくることが予測されます。

このように今後はあらゆる分野において派遣という職業スタイルが出現してくると思いますが、派遣はあくまで派遣であることを再度自覚し、そこで何を学ぶか、何のための派遣期間をご自身でしっかりと認識した上で取り組む必要があります。

仕事がないという理由で派遣を選択するのはあまりに安易であり、仕事が無いのではなく努力して探していない事実がないか是非とも自問自答を繰り返してみた上で決断をするようにしていただきたいものです。

2006年08月11日

学歴というブランドはどこへいく

メーカーと協力して商品販売やブランド構築を手がけるデジサーチ社は「長期実践型」のインターンシップを採用することで成功を収めているそうです。

具体的には、インターンシップに参加する学生は1つの業務の責任者となり、6~8カ月かけて販売戦略のノウハウを学んでいく。デジサーチではインターンシップ参加者に従業員と同等の権限を与えているそうですが、デジサーチに2億円の粗利(売上総利益)を上げ、年収1000万円以上となる参加者もいるのだそうです。

2007年問題を前にIT業界の人材獲得戦略が激化してきていますが、このような会社がどんどん現れてくるとすれば、一体学歴とは何か改めて考えさせられてしまいます。

大学というものが、すでに機能をしていない実態は誰もが理解をしていることですが、「学歴」というブランドだけはいまだその効果を発揮する点は否めない事実です。

しかしながらインターシップで中小企業の社長クラスの収入を得られるのであればその大学を卒業するという学歴そのものが全く価値を生み出さないことにもなります。

このような新手の採用方法が活発になればなるほど、何を学ぶか、何を手にいれていくのか、どのような人生を生きていくのか、その目的を明確にできるか否かが人生の豊かさを決めていくのではないかと思います。

2006年08月08日

「絆」という宝物

人が持つ宝の中で最も大切にしなくてはいけないモノが「絆」ではないかと思います。

親子・兄弟・友人などとの絆というものはどんな財産よりも心の支えとなり、生きていく上での勇気というものを創み出すはずです。昨今は飽食時代となり、モノがありあまることで絆というものを感じさせる環境が少なくなってきています。

絆とは心の支えになる宝以上に我々に大きな力を与えてくれます。人は絆を結んでいる相手に対して何かをしてあげなくてはという、人として最も崇高なモノを生み出していきます。それが何よりも大きなパワーになります。

最近の話題として、亀田親子の絆が頻繁に取り上げられます。先日世界戦で判定の末、チャンピオンとなった亀田興毅の口からは、「親父のボクシングが世界に通用することを証明できた」という日本人が忘れてしまった絆という感動の言葉でした。

結果に対して賛否両論の意見が飛び交ったのは言うまでもありませんが、そんなことよりもこの親子の絆に感動した事実は絆という尺度においての日本チャンピオンの親子であることを間違いなく証明しています。

改めて我々日本人はこの絆の大切さに気づかなくてはいけないのではないかと思います。

2006年08月05日

リセットはゲームだけ!!

最近の未成年が起こす事件の真相を追いかけると、何か気に入らないことがあったので「リセットしたかった」と応える人がやたらと増えている。

親から厳しく叱責をされ、人生をリセットしたかったからと言って家に火をつけた高校生がいました。

言い尽くされた言葉ですがリセットできるのはゲームだけの世界であって人生は絶対にリセットできるものではありません。なぜなら周りの環境をすべて断ち切って、ゼロから新しい人生をスタートできたとしても、自分の記憶をリセットすることができない、自分の価値観を一機にリセットすることは絶対にできないからです。

人生は幾らでも修復は可能ですし、自分の環境はいつからでも変えていくことはできます。しかしそれはリセットではなく、改革なのです。

もし今あなたが、すべての周りの環境を白紙にしたいのなら、色のついたキャンバスに白色を塗るしかありません。白を塗るとは、今目の前の課題をとにかく解決する、もしくは解決できるまですべての方法を尽くすことではないでしょうか。

必ずその努力があなたの人生というキャンバスを素敵な色にしてくれるはずです。

2006年08月02日

可愛げのある人になろう

あいつは頭がきれて仕事ができる、しかし一緒には仕事をしたくないと言われる人がいます。

仕事が出来るということは、多くの羨望を集める最大の要素なのに、どうしてもその人の周りに人が集まらない。そんな人がいます。

決してお客様からクレームがあるわけではない、人付き合いが悪いわけでもない、どうしてそうなのか本人も悩んでいるが欠落している点が見つからない。そんな人を稀に見かけます。

対人感受性が高いとか、コミュニケーション力があるとか言いだしますと、どの表現もとても曖昧なもので、はっきりとした資質が見つかりにくいものです。しかし別な言葉で表現すると何となくその答えが見えてきます。

それはその人に「可愛げ」が無いということだと思います。

アスキーというベンチャー企業を起こし、IT業界の創始者として時の人となった西和彦氏は、若い時には経済界でよく中年キラーと言われたそうです。豪放磊落な性格とは別に、屈託無く先輩方々に話しかける人格がそう呼ばせたのでしょう。

この西さんですが、先輩から見てとても「可愛げ」があったと言われています。可愛げに定義はありませんが、きっと気取らないこと、礼節を知ること、そして決して媚びないこと。この3つが大きなポイントではないかと思います。

あなたには可愛げがありますか。

可愛げがあるかないかを自己診断するのは難しいと思いますが、これを機会にこの「可愛げ」という言葉を覚えておいてください。