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4月病という末期症状

教える内容を戦後で最も減らした現行学習指導要領(高校で03年度導入)1期生がこの春、大学にやってくるということで大学は戦々恐々としているようです。学力不足は今に始まったことではありませんが、理工系学部でも、多くの学生が高校で物理を十分学んでいないために補習しないと、本来の授業に入れないという実態だそうです。

その背景の中、入学式当日から相談室に駆け込んでくる新入生がいるらしいのです。学科の説明を聞いているうちに「こんな大変なことができるのか」と不安になるというのです。講義が始まると「授業についていけない」「転部するか退学したい」という相談が増えているとのことです。昔は「5月病」といいましたが、今は「4月病」なのです。学力不足が心の体力まで奪っているのではないでしょうか。

しかしもっと深刻なのは、実社会は大学のような補修をしてくれないということです。各社教育はそれぞれ全力で行っていくでしょうが、4月病に付き合っている暇がないのが実態だと思います。

2007年問題を抱える日本ですが、これからの企業は4月病という末期症状とも戦っていかなくてはならないのかもしれません。この改善策は、学校教育と実社会とのシームレスな教育制度を創り上げていくしかないと感じます。

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