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格差も分裂も人の心がつくる虚像

更なる格差社会が到来する、とさまざまな見地から有識者たちが口々に唱え始めています。都心部では就学援助を受ける生徒がクラスの3分の1もいるのが現実です。公立の学校はどんどん荒廃し、少しばかりお金がある家庭はどんどん進学塾へ子供を通わせ有名私立へ入学させる。今更言うことでもないですが、公立学校の学習内容では有名私立の受験はかなりハードルが高いものとなります。それは入試の内容について学校で全く教えていないからです。実におかしな話です。そこには、学歴は一定のお金がなければ得られない構造がまさに作り上げられているのではないかと思います。
学歴は完全にお金で買う時代になってきているのです。

現在の日本では、高度成長期とは大きく異なり、競争社会が激化しており、一部の優秀な人材に収入が集中し始めています。そうしないと対外諸国に勝てないのも事実ですので、更にこの格差は広がっていくことが必至だと思います。
これから日本は、更に更に格差が広がり、最後は「分裂」に向かって進むのだと思います。分裂とは全く異なった価値観と生き方をする種族に分かれていくということです。

上流にいる人が素晴らしいとか、下流に流れる人が哀れとかと言ったことではなく、下流にいった人は夢や希望も無くし、生きがいさえも見出せないような状況になるのではないかと不安を感じています。昔は貧しければいつかは見返してやるという「ハングリー精神」が目覚めたものですが、それは段階があって始めて起こるもので、全くの階層が2極化した段階では、そのハングリーささえも無くなってしまうのではないかと思えてくるのです。

しかし、その格差も分裂も実は人の考え方がつくりだしていることを知らなくてはいけません。
実際には階段は存在しますし、幾らでも自分を高めていくことはできます。

社会全体が諦めの境地に至ることが最も愚かで恐ろしいことだと知ってください。格差も分裂も人の心が作り出すものなのです。
もしあなたの周りで夢を語れない若者がいたなら、決して分裂社会にいるのではない、たまたま階段の下にいるだけだと教えてあげてください。必ずその階段の上には多くの幸せが待っているのだと。

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