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社会不安生涯治療法に見る自己改善方法

スピーチなどを頼まれた時から、失敗して他人から馬鹿にされはしないかと考え、プレッシャーを感じて苦しい日々を過ごしたり、マイクの前に立ったもののふるえが止まらず、声もうわずり、スピーチを続けられなくなってしまう。あるいは、友達の家に食事に招待されたものの、不適切な食事のマナーを指摘されるのではなどと気になって、顔が真っ赤にほてり、おいしい料理ものどを通らなくなってしまう。
他人に悪い評価を受けることや、人目を浴びる行動への不安により強い苦痛を感じたり、身体症状が現れ、次第にそうした場面を避けるようになり、日常生活に支障をきたすことを、社会不安障害(SAD:Social Anxiety Disorder)といいます。

この病気の人は全国に300万人以上いると言われています。その改善方法に「行動療法」というものがあります。行動療法とは不安が生まれる状況にあえて飛び込んで、刺激に身を曝す強制療法のことを言いますが、唐突に刺激の強い状況に身を投じるのではなく、段階的な目標に沿って、徐々に身を慣らしていき、不安症状を改善していく方法です。

私は身近にこの症状の人がいたせいか、幾度となくこの病と闘ってきました。
この改善方法である行動療法は、何も社会不安障害にだけ効果的なものではないと実感します。むしろ、あらゆる性格や習慣の改善に効果的であると思います。

人は自分を変えようとする時、理解はしていてもなかなか行動できないというある種の踏ん切りのようなものが大きなハードルになります。怠惰な性格や依存してしまう性格などは、まずそのことが認められない環境に身を置くことが大切です。
社会不安障害という病と性格改善を同じように捉えることはとてもその障害がある人に失礼なことかもしれません。しかし、怠惰な性格であるような人はあくまで病ではなく、性格です。そことを理解し、病と闘っている人がいる事実をしっかり自覚して自己改善が必要だと自分を戒めることが大切であると感じたので、あえてこの話題に触れました。
自己改善はまず許されない環境に飛び込む勇気をもつことではないでしょうか。

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