悪貨は良貨を駆逐するー悪癖は良癖を封印する
悪貨は良貨を駆逐するとは、金の含有量の多い金貨と少ない金貨の二種類が、同じ額面で同時に流通した場合、 この二種類には、通貨としての価値は同じでも貴金属としての価値は違うという二重の価値が生じる。仮に、貴金属としての価値の高い方を良貨、低い方を悪貨と呼ぶ。人々は良貨を手元に置いておき、日々の支払いには悪貨を用いる傾向が生じる。 貨幣を用いるとはその貨幣を手放すという事であり、貴金属としての価値の高い良貨は手放したくなくなり、日々の支払いには貴金属としての価値の低い悪貨で間に合わせておこうと考えるからである。
このように悪いものは良いものよりも浸透力があり、広がる力が大きいということ、悪い点をそのままにしていればいつか良い点も犯されてしまうということを言い表しています。
転職においては、「悪癖は良癖を封印する」と言えます。幾ら素晴らしい技術やスキルがあっても、人としての資質や態度が悪ければその技術は評価をされません。面接の時などは顕著に現れますが、技術は十分でも採用にならないケースは多々あります。逆に技術はなくても人柄で採用になる場合があります。このふたつのケースですが、圧倒的に後者の方が多いのが実態です。
真のスキルを身につけるとは、とにかく人的資質を磨き、悪しき癖や態度を徹底的に排除していくことが、技術やスキルを身につける以上に重要なことであると思います。