はっきり言えない症候群
人の資質は、最後で決まる。と言うと過言かもしれませんが、
飛ぶ鳥後を濁さずという言葉もあるように、引き際や断りを言わなくては
いけないような最後の瞬間で、その人の人格やスキルが露呈していくものです。
露呈という言葉を使ったのは、最後の瞬間において非常識なことをされる
人に対しての苦言をこめてのことです。
良くあるケースとして、面接までは実に明るくやる気を出していた人が
内定が出た瞬間、急に連絡がつかなくことがあります。
「家庭の事情でお断りしようかと思っているのですが。」とメールを一通だけ送ってこられ、
面接をされた人事担当の方が、事情を良く知った上で対応をしていこうと考えて再度
電話をされるとします。
しかし何度電話をしてもつながらないのです。
完全に断るでもない、どうしたいのか分からない状態のままとなってしまいます。
一体このような状態は、どんな心理状態から起こってくるのでしょうか。
それは断りづらいから、言いにくいことをはっきりと言えない、はっきり言うと
何か言われそうだから・・・という実に情けない心理が働くのでしょう。
このような人は、まず自分が何の目的で仕事をしていくのか、仕事を通して何を
実現したいのかという「ライフプラン」が全く無いのだと思われます。
また、人を大切にするという最もベーシックな考え方やスキルに欠けているのだと思います。
真のキャリアを手に入れるには、まずは人に対しての思いやりとしっかりとした
意志を持つことにつきるのだと思います。