自分で考え、自分で選択することで後戻りをしなくてすむキャリアロード
金鉱脈が見つかった!!と、風の噂が流れてきました。
そこへある人がやってきて、「西の方で見つかったらしいよ」
「人が皆そっちへ行っているから間違いない」と声高に言いました。
その情報を聞いたAさんは息子に「すぐに西へ向かい金鉱脈を
探してこい」と伝えました。
同じ情報を聞いたBさんは、息子に金鉱脈の探し方は・・・と
金鉱脈がありそうな地質や、その地域の見つけ方について知る限りの
知識を話し始めました。
Bさんの息子は、その話を聞き自分で可能性のある方角を選び
探しに行きました。
さて、先に出発したAさんの息子ですが、誰よりも早く西に向かった
のですが、結局西の方角には金鉱脈はありませんでした。
Aさんの息子は、途方に暮れ、どうしてよいか分からず、ただ来た道を
とぼとぼと帰るしかありませんでした。
次にBさんの息子ですが、自分の選択した方角には同じく金鉱脈を発見
することは出来ませんでした。
しかしBさんの息子は、Aさんの息子と違い、その場所から次に
可能性のある場所を割り出し、そこから次の場所へ新たな希望を
もって歩き始めました。
この寓話について皆さんはどのようにお感じになられましたか。
ここにはキャリア開発で最も大切なポイントが隠されています。
要は自分に適した仕事の発見は、千載一遇で運の問題だという人がいます。
だから大学などの就職指導の担当者の中には、まず働いて見るしか
ないから、とにかく社会に送り出すしかないと考える人もいます。
しかしそれは絶対に間違いです。
正しい考え方は、キャリアの選択の方法をしっかりと教えることであって
ここに向いている、ここしかないと指示をすることではありません。
そのように指示をすると、Aさんの息子のように折角キャリアを積んだ先から
単に引き返すしかなくなるのです。
自分で考えることもなく、誰かに言われて決めた道は、
行き止まりになると、その先にどのような他の道があるか探すことができず、
引き返すしかなくなるのです。
大切なのは、適切なキャリアの選択方法を学ぶこと、
そして自分で考え自分で選択をすること。
そうすれば仮に行き詰まる道を選んだとしても、行った先で
新たな道を開拓して歩いていくことができるのです。
これが正しいキャリア開発のセオリーです。
助言は幾らでも聞くべきですが、選択の方法と選択は必ず
自分で手に入れ行動に移してください。
そこに真のキャリアが待っています。