人という生き物の欲とキャリア
人と言う生き物は実に欲深い生き物だと、ある本に次のような話が書いてありました。
ある人に何も言わず朝会った時に、1円を差し出してみる。当然差し出された人は、何をしているのか不思議に思い必ず尋ねてきます。
「あなたはどうして私に1円を差し出すのですか」と。
「いいからとっておいてください」と差し出した人は返事をします。それから1週間ずっと毎朝会った時に同じように1円を差し出します。
次の週には、今度は10円を差し出します。以前よりは驚きは少ないですが、理由は言わず先週と同じように1週間差出し続けます。
そしてまた次の週になると今度は100円を渡します。同じように1週間毎日渡していきます。
4週目に入ります。その朝は、渡し続けた人に会っても、「おはよう」と言うだけで何も渡さないとします。すると受け取り続けた人は、必ず「あれっ、今週は1000円づつくれるのではないんですか」って言ってきます。
これが人という欲深き生き物だそうです。
キャリアの世界も全く同じことがあります。転職で以前の会社より条件が良くなったとします。しかし必ず人は今よりももっと条件の良い先はないか考えてしまいます。
この欲は決して悪いものではありません。ただ、際限ない欲求は、最終的にはその人の生き方そのものを崩壊させることもあります。
つまり何をしても、どんな環境になっても満足できない病になるということです。
ここで大切なのは、やはり目的というなぜその欲求をしているのかということをはっきりさせていくことです。そうすると真の欲望=目標が見えてくるはずですし、必要以上のものを追いかけないことになるはずです。
常に欲を持つことは大切ですが、その欲は何のためにあるのか、その点を考えた上、追い求めることを忘れないでください。
キャリアとは、自分の人生で一番手に入れたいものを手に入れるための道筋のこと。キャリアとは、目的があってはじめて必要になるもの。