縁とキャリアと寿命
あるblogの記事でとても興味深い内容を目にしました。
そこには、早死にする人と長生きする人の「違い」がどこにあるか、アメリカで7000人の人を対象に9年間に渡って追跡調査した内容が書かれていました。
実験は色々な推測を基に始められたそうですが、想定した要因として喫煙量、飲酒量、仕事内容、経済的状況、人間関係などが上げられました。
大方の人が、早死にに起因しているものとして「喫煙の有無や飲酒の有無」などを想定したそうです。
当然誰でもそう思いますよね。
しかし、これまで我々が考えてきた要因は、大きな因果関係がないという実験結果となったそうです。
実験者はその結果によって大きな焦りを感じ始めたそうです。当然と思っていたことが違ったからですね。
そして引き続き、仕事内容について調べました。
これまた大きな要因差は発生しませんでした。
次に経済環境、これまた予測がはずれました。
どんどん予測がはずれていきます。
そしてとうとう行き着いた先の答えは予測とは大きくかけ離れたものだったそうです。
皆さんは、早死にと長生きの違いの一番の要因はなんだと思われますか。
それは性別を問わず、年齢を問わず、環境を問わず、経済環境にも関係なく、友人の数が少ないほど病気になる確率が高く、早死にしやすかったことが判明したそうです。
意外な結果でした。
友人が多い人は、それだけストレスが発散することができ、社会的な援助を受けることができることがその背景にあるようです。
実はこの意外な結果はキャリアについても全く同じことが言えます。多くのキャリアを手に入れた人の傾向として、友人・知人が多いということが
統計的にあります。
これには、単に知り合いが多いということではなく、縁を大切にしている人だから友人も増える、縁を大切にすると支援者が増える、縁を大切にすると情報が集まるという至極当たり前のことですが、その実そこに視点をもってキャリア開発を考える人は少ないのです。
真のキャリア開発とは、一人では決してできるものではありません。必ずそこには協力者や支援者が必要になります。
この意外な実験結果に驚きをもたれた方は、今一度縁というもの、友人という存在を真剣に考えてみてはいかがでしょうか。