« 2005年02月 | メイン | 2005年04月 »

2005年03月28日

あなたは自分のことが好きですか

突然ですが「あなたは自分のことが好きですか」

この質問では、「好き」「嫌い」という答えにはっきりと分かれるそうです。
キャリアという面においてもこの好き、嫌いは随分大きな影響を及ぼすことがはっきりしています。

当然自分のことが好きと言う人のほうが、何事も前向きに捉え、嫌いと答える人よりも多くのキャリアを手に入れていきます。

子供においては、自分を好きと答えた子供に比べ自分を好きになれない子供のやる気は40%近くも低い結果が出たそうです。

この自分についての好き嫌いは、単に前向きに物事を捉えるか、やる気が無いかという姿勢の問題以外に、キャリアにもうひとつ大きな影響を与えている重要な点があるのです。

それは、自分のことが好きになれない人は、自分の周りの人も好きになれないという傾向があり、
当然人が好きになれないということは、そこに素晴らしい人間関係は創まれないことになります。

キャリア開発の大きな要素は良好な人間関係であることは言うまでもありませんね。

では自分をどうすれば好きになれるかということになりますが、これは自分の心の問題ですから、簡単に修正を加えられるものではありません。実に難しい問題です。

ただひとつだけはっきりしていることがあります。それは、あなたのことを好きと言ってくれる人から「私のどこが好きですか」と聞き、そのことを真摯に受け止めその人とその好きな点をとてもとても大切にしていくことだと思います。

2005年03月25日

もし3億円が当たったら

誰もが一度は友人や家族としたことのある会話ではないでしょうか?「もし年末ジャンボが当たったらどうする、何に使う?」という話題です。

当たったときのことを想像するのは決して悪いことではないですが、これまた良く言われることとして、宝くじ当たった人が本当に幸せになっているのか?ということがあります。

どうも幸せにはなれないようです。

それは3億円を掴む器が備わっていない、3億円を手にし、それを使うに値する人格が出来上がって無いからではないでしょうか。

苦労して巨額の富を手にした人は、当然ながらその長き道の中で、その巨額な富を使うに値する人格が形成されてきます。

金に使われるとよく言いますが、まさしく人格とはそういうものだと思います。

キャリアにおいても全く同じです。

誰かの紹介で、運よく好条件の仕事に就いたとします。

でも自分にその環境を活かす能力が備わっていないと、その場はただ客のいないステージとなってしまうのではないでしょうか。

キャリアは1日してならず。

宝くじを買うような転職はありえませんし、あればそこには焦燥感と虚無感しかないのではないでしょうか。

まず大切なのは、収入を上げたいのであれば上げるために何が必要かそれを十分に考え、そこから行動を始めることだと感じます。転職が収入を上げるのではなく、収入を上げる能力を身につけることで、好ましい転職先が見つかる。あたり前過ぎると言えばそうですが、もう一度基本をしっかり考えて頂きたいと思っています。

2005年03月21日

金の斧と銀の斧

金の斧と銀の斧、この物語は云わずと知れた「正直者が得をする」という逸話です。それ以上に大切な教訓は「今持っているものを粗末にするとそれさえも失くしてしまう」ということではないかと思います。

キャリアにおいても当然同じことが言えます。

現在の環境に満足がいかないから転職をするというのは、誰もが同じように持っている動機だと思います。しかし、この動機には当然二つの方向があり、とにかく現状に不満を持っていて、そこから一日も早く抜け出したいという動機と、現状には大きな不満があるあけではないが、より自分の
可能性に挑戦したいという動機に分かれます。

そこに大きな差が存在しています。

現状の不満というのは、自分に関係なく降りかかってくることも実際にはあります。例えば派閥的な問題での不遇や会社の経営不振などがそうですね。でも、大方の人は不可抗力が働くのではなく、人間関係や給与待遇などへの不満ではないでしょうか。

もしその不満が自分の努力を棚に上げてのことであれば、これは現在の環境を大切にしていないことになります。自分の斧を湖に捨てているようなものですね。

そうすると湖から出てきた神様は、きっとこう聞くでしょう。「あなたが抱いている不満は、あなたの努力不足からおきていることではないですか」と、その時あなたはどのように答えられるでしょうか?

「はい、私は精一杯努力をしているのですが、どうしても周りから認められません」
「はい、会社が認めようとしません」
「はい、私より仕事の出来ない社員がどんどん評価されるのです」
などと答えられるでしょうか。
そして湖の神は、あなたを素晴らしい転職先へ連れて行ってくれるでしょうか?

寓話をお話ししているのでは決してありません。

まずは現状の環境を大切にし、その上で自分の本当に目指すべき目標に向うための転職でない限り、キャリア開発は行なわれないのは事実です。

是非転職を考える前に、もう一度現在の環境を大切にする方法を幾つか考えてみてください。

2005年03月19日

忙しくても心は亡くしません

毎日激務に追われていると自分を見失い、人としての心を亡くすって昔からよく言われていますよね。

確かにあまりにも忙しいとそうなのかもしれませんが、人は忙しい時ほど能力を十二分に発揮しているとも言えます。

もし忙しく心を亡くしてしまうような状況が自分にはあると感じられている方は、それは忙しいのではなく、追いまくられ急がしくなっているのではないでしょうか。

暇な状況であるほうが、却って余計な不安を抱え、余計な詮索をし、心を亡くすような行動を起こす人も多々います。

キャリアの観点からみると人は、忙しくしている方が多くのものを吸収し、多くのものを周りに与えているのです。忙しいのは、そこに超えるべきハードルが存在していることだとも言えます。超えるべきハードルが常に存在する背景には、自分のキャリア目標がはっきりしていて、常にその目標に向って邁進しているということがあるのです。

暇は人を蝕むと言う言葉もあります。

人に平等に与えられたものは「時間」と「自然」と言いますが、その平等な時間をどう使うかが、究極のキャリア開発の鍵なのです。

もし暇を持て余している方には、あえて忙しくする、そんな目標を設定してみてはいかがでしょうか。

KEEP BUSY これがキャリア成功の秘訣です。

2005年03月16日

人という生き物の欲とキャリア

人と言う生き物は実に欲深い生き物だと、ある本に次のような話が書いてありました。

ある人に何も言わず朝会った時に、1円を差し出してみる。当然差し出された人は、何をしているのか不思議に思い必ず尋ねてきます。

「あなたはどうして私に1円を差し出すのですか」と。

「いいからとっておいてください」と差し出した人は返事をします。それから1週間ずっと毎朝会った時に同じように1円を差し出します。

次の週には、今度は10円を差し出します。以前よりは驚きは少ないですが、理由は言わず先週と同じように1週間差出し続けます。

そしてまた次の週になると今度は100円を渡します。同じように1週間毎日渡していきます。

4週目に入ります。その朝は、渡し続けた人に会っても、「おはよう」と言うだけで何も渡さないとします。すると受け取り続けた人は、必ず「あれっ、今週は1000円づつくれるのではないんですか」って言ってきます。

これが人という欲深き生き物だそうです。

キャリアの世界も全く同じことがあります。転職で以前の会社より条件が良くなったとします。しかし必ず人は今よりももっと条件の良い先はないか考えてしまいます。

この欲は決して悪いものではありません。ただ、際限ない欲求は、最終的にはその人の生き方そのものを崩壊させることもあります。
つまり何をしても、どんな環境になっても満足できない病になるということです。

ここで大切なのは、やはり目的というなぜその欲求をしているのかということをはっきりさせていくことです。そうすると真の欲望=目標が見えてくるはずですし、必要以上のものを追いかけないことになるはずです。

常に欲を持つことは大切ですが、その欲は何のためにあるのか、その点を考えた上、追い求めることを忘れないでください。

キャリアとは、自分の人生で一番手に入れたいものを手に入れるための道筋のこと。キャリアとは、目的があってはじめて必要になるもの。

2005年03月12日

縁とキャリアと寿命

あるblogの記事でとても興味深い内容を目にしました。

そこには、早死にする人と長生きする人の「違い」がどこにあるか、アメリカで7000人の人を対象に9年間に渡って追跡調査した内容が書かれていました。

実験は色々な推測を基に始められたそうですが、想定した要因として喫煙量、飲酒量、仕事内容、経済的状況、人間関係などが上げられました。

大方の人が、早死にに起因しているものとして「喫煙の有無や飲酒の有無」などを想定したそうです。

当然誰でもそう思いますよね。

しかし、これまで我々が考えてきた要因は、大きな因果関係がないという実験結果となったそうです。

実験者はその結果によって大きな焦りを感じ始めたそうです。当然と思っていたことが違ったからですね。

そして引き続き、仕事内容について調べました。
これまた大きな要因差は発生しませんでした。

次に経済環境、これまた予測がはずれました。

どんどん予測がはずれていきます。

そしてとうとう行き着いた先の答えは予測とは大きくかけ離れたものだったそうです。

皆さんは、早死にと長生きの違いの一番の要因はなんだと思われますか。

それは性別を問わず、年齢を問わず、環境を問わず、経済環境にも関係なく、友人の数が少ないほど病気になる確率が高く、早死にしやすかったことが判明したそうです。

意外な結果でした。

友人が多い人は、それだけストレスが発散することができ、社会的な援助を受けることができることがその背景にあるようです。

実はこの意外な結果はキャリアについても全く同じことが言えます。多くのキャリアを手に入れた人の傾向として、友人・知人が多いということが
統計的にあります。

これには、単に知り合いが多いということではなく、縁を大切にしている人だから友人も増える、縁を大切にすると支援者が増える、縁を大切にすると情報が集まるという至極当たり前のことですが、その実そこに視点をもってキャリア開発を考える人は少ないのです。

真のキャリア開発とは、一人では決してできるものではありません。必ずそこには協力者や支援者が必要になります。

この意外な実験結果に驚きをもたれた方は、今一度縁というもの、友人という存在を真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

2005年03月08日

「君は悪くないと」「辞めてもいいんだよ」

テレビコマーシャルからこんなコメントが聞こえてきています。

これはチョコレートのコマーシャルの一場面ですが、そう言ってくれる人がいると実に精神は穏やかになり、悩みが吹き飛ぶことと思い、いつも見ています。

しかしこれは、ある種の孫に対する祖父母の言葉のようにも聞こえてきます。祖父母の孫に対する愛は、実に無条件の愛であると思います。

でもこの無条件の愛は、キャリア開発や自分の成長において正しい判断と正しい成長をもたらせないこともあります。

親ならそんな時、「もっとがんばりなさい」「辞める前にもう一度自分と向き合いなさい」と言うかも知れません。

あなたの周りには、あなたに対して「耳に痛い」ことを言ってくれる人が何人いるでしょうか。また「君は悪くない」と君を全肯定してくれる見方は何人いるでしょうか。

祖父母の愛が悪いと言っているのではなく、その人の愛に甘えてはいけないということさえ知っていれば、あなたを全肯定してくれる人は耳に痛いことを言ってくれる人と同じく、あなたにとっての最高の財産と言えます。

是非この耳に痛いことを言ってくれる人と、あなたを全肯定してくれる人に甘えるのではなく大切にし、そして増やしていってください。その数がきっとあなたのキャリアの質に転化してくるはずです。

ではどうやって増やしていくか?ということですが、その答えはひとつです。
あなた自身が、あなたの周りの人にとってどちらかの人になれば良いのです。

2005年03月05日

勝つこととキャリアを手に入れること

誰にでも「あいつだけには負けたくない」というライバルが、少なからずとも一人はいると思います。

ライバルという言葉は、お互いが研鑽し合える相手というイメージが強いです。その場合はお互いが切磋琢磨し自分の力以上の能力を発揮し、共に多くのものを手に入れることになります。

しかし、相手への憎み、ねたみ、といった思いが底にあり、あわよくば相手を蹴落とそうということになると話は大きく変わってきます。

憎むとか、ねたむとかといった感情は、自分が成長しなくても相手が何かで失敗しある種の後退をすればそれで満足してしまうものです。

そこに新たなキャリアは創まれるでしょうか?
当然何も創出されませんよね。

ある時期から良く使うようになった「WIN&WIN」の関係という言葉。それは共にメリットのある状態、一人勝ちをしない、ということですが、キャリア開発においても共に成長することが何より多くのキャリアを手に入れていくことになります。

またキャリアは決して勝ち負けではありません。
ライバルに昇進で先を越されるとします。でもそれは負けたわけでは決してありません。その場では、誰しも負けたという感情が湧いてきますが、
自分の明確なライフプランや目標があれば、後退をしていないのであれば何も問題はありません。

決して昇進した仲間をねたむのではなく、そこから今以上の研鑽を重ね、必ず次は新たなキャリアを手に入れればいいだけです。

もし負けたという思いがずっと続くようであれば、そこには相手との比較という視点があり、自分の将来を見つめている視点は無いと自覚すべきです。

勝ち負けでなく、自分の真の目標を手に入れるために是非とも日々の研鑽を繰り返して頂きたいと切に願います。

2005年03月03日

愛とは「心を並べて立つ」こと

先日結婚式に出席をした時に、主賓の方が大変素晴らしいお祝いの言葉を述べられていましたのでご紹介します。

恋とは「向き合ってみつめ合う」こと、
愛とは「心を並べて立つ」こと

恋をしている間、常に双方が向き合って、相手の表情や言葉を通して心を見極めようとします。そして少しでも多くの相手のことを知ろうとして、どんどん相手の心の中に入っていきます。

あまりその想いが強くなると「愛は惜しみなく奪うもの」という状態に陥り、相手より自分がかわいいという状態になったりもします。

しかし恋が昇華し、愛に変化すると二人が同じ方向に向いて立ち、同じものを見つめるようになるのです。

いやー実にいい言葉だと素直に感動をし、キャリア開発においても同じことだなとと考えながら帰路についた次第です。

結婚をされている方は、伴侶の応援なくして幸せなキャリアは決して手に入らないと、もう一度心に刻んで頂きたいと思います。

このスピーチのように、あなたのキャリア目標は、伴侶が見つめる将来と合致しているか否かを再度確認をしてみてください。

同じものを見るってとっても難しいことだと思います。

しかし見ることは絶対に出来るものです。そのためには、常に話し合うことしかその方法はないのです。また、その会話は常に自分の主張ではなく、相手がどうしたいかを徹底的に聞いていくことが重要です。

愛とは「心を並べて立つ」こと。
キャリア開発は自分の大切な人と「心を並べて将来を見る」こと。

まずは相手の見ているものを見つけ出していく作業から始めてください。