強みを活かすか弱みを克服するか
キャリア開発というよりも、人生そのものにおいてもよく議論されることがあります。人は徹底的に強みを活かす方が多くのものを手に入れられるのか、それとも弱みをひとつずつ克服する方が確実に多くのものが手に入れられるのか、という視点です。
皆さんはどのようにお考えでしょうか?
この視点の違いは、例えば自分は統率力がある、だから常に指揮官として能力を発揮するためにマネジメント技術を磨くという考え方と、自分は事務管理能力が劣っているので、いつも何かが抜け落ちミス、ロスが出る。そこを徹底的に克服しないと次のステージは無い、という考え方の違いです。
当然、双方強みを伸ばして弱みを克服できれば問題は無いのですが、今この時点でどちらに重点を置くべきか、考えられる瞬間があるかと思います。
世に出回っている自己啓発本では、とにかく人生は強みを活かすことがすべてである、などと書かれています。強みを徹底的に活かし、弱みは誰か周りの人に補ってもらうなどという話もその中に多く出てきます。
しかし実際はそのような状態になかなかならないはずです。
強みを追求するあまりに弱みが露呈し、その結果周りの人へ迷惑をかけてしまうことはしばしばあります。そうなると、絶対に周りからの賛同を得ることはできませんし、協力は得られません。
ここで大切なのは、自分の強みが周りの人にどれだけプラスの影響を与えているか、という強みの影響度合いを知ることです。自分だけ勝ち続けているのなら、周囲にマイナスの影響を伴っているため赤信号です。プラスの影響が、弱みから発生する迷惑を超えているのであればきっと周りは「仕方ないなー」と言いながら応援をしてくれるはずです。
とかく仕事の出来る人は、強みを前面に押し出し、弱みに部分を周りに押し付ける傾向があります。それでは、本当に自己成長を続けることは出来ません。人は周りの人からの応援がなくなった時点で成長が必ず止まる生き物なのです。俗に言う、足を引っ張られる状態も起こりうるからです。
強みを活かすか、弱みを克服するか。あなたの周りへのプラスの影響度合いによって対策が異なるのです。
ここで一度自分の強みと弱みを紙に書き出し、それぞれの与えているプラス度合いとマイナス度合いを自己査定されてはいかがでしょうか。