キャリア選択に役立つ3つの視点ー②「固定概念を捨てる」
キャリア選択において第二の重要な視点として「固定概念を捨てる」ということがあげられます。
固定概念とはとても恐ろしいもので、本来持ち合わせている能力さえも消し去ってしまうことがあります。
ある私の知人の話ですが、祖父が事業で失敗したことや、父親がリストラにあった経験から、ご両親から「公務員以外の仕事は先行きに何があるかわからない不安定なものだ」と小さな時からずっと話されてきたそうです。
そのためにその知人は、一般企業で働くことそのものが悪である、とてつもなく不安定で介入してはいけない世界だ、などと少し大げさですが、そのように思っていたそうです。
当然キャリア選択として公務員を目指し、見事地方公務員になられました。しかしある日結婚した奥様の実兄が事業を行なっていたのですが、急死され継承する人が全くいないため、周りからどうしても事業を継承して欲しいという突然の話しが舞い込んできました。
言うまでもなく、経営者になることは悪であるという固定概念から拒否をされました。しかし、周りからの強い要請で、しぶしぶ引き受けなくてはならなくなり、意を新たに企業家としての第一歩を歩み始めたそうです。
それから10年、その会社は地元でも名の通った優良企業に成長しました。
その知人は、「自分は会社などを経営することは、人生の上で全く考えもしなかった。しかし、毎日真剣に取り組み始めると、正直自分でその才能があるのではと思い始めた瞬間があったのです。人生いかに固定概念に捉われるとチャンスを逸するか改めて気付きました。」と話していたのが印象的でした。
このような極端な例は別としても、皆さんが日頃抱いている、職業への偏見や固定概念を取り払って改めて企業を見つめ直すと、さまざまな真の姿が見えてくるかもしれません。
同じ職種でも同じ会社はありえません。是非固定概念に捉われず企業を見る視点を持ってください。