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2005年01月25日

浜ちゃん的生き方

皆さんも「釣りバカ日誌」というロングセラーの映画を名前ぐらいは聞いたことがあるかと思います。西田敏行演じる浜崎伝助というダメ営業社員が、主人公です。

この主人公が自他共に認める弘法大師、つまり釣りバカという設定となっていて、浜ちゃんの勤める鈴木建設の社長(通称スーさん)とひょんなことから社長と知らずに釣り仲間となります。

毎回浜ちゃんは、常識を超えるひどい勤務態度で会社の問題社員として解雇になりかけるのですが、鈴木社長が釣り仲間の温情処置で毎度首の皮一枚でひき留めるのです。

この浜ちゃん、キャリアという視点からは全く持ってナンセンスな生き方ですが、人生を楽しむという目で見た場合、ある種の憧れを抱くサラリーマンが多いようです。

破天荒な生き方はあくまで映画の世界のことですが、この映画で少しだけ顔を出す話題があります。浜ちゃんは日頃は全く営業成績がふるわないのですが、たまにとてつもなく大口の契約をまとめてきたり、納期遅れにも対応してくるのです。

その背景には、たまたまクライアントの社長が釣好きで、釣りの弟子だということでビジネスがまとまる。また工事現場に頻繁に足を運び、現場の職人にいつも差し入れをしていることで、いざという納期遅れにも対応してくれる、というように人との繋がりが描かれています。

このような局面は、キャリア開発においてもとても大切な対人関係づくりであると映画を見ながらふと思ってしまいます。

キャリア開発は、決して会社の中でのポジション獲得ではありません。また誰かに勝つことでもありません。自分らしく生きること、周りの人と豊かに生きていくことだと思います。浜ちゃんのような映画的生き方には当然リアルさはありませんが、毎日をいかに豊かに生きるかを考えるよいきっかけになりはしないでしょうか。

仕事で疲れた時にでもレンタルビデオを借りられてみてはいかがでしょうか。

2005年01月21日

ライフバランスを知ったベストな転職を

キャリアカウンセリングを様々な方と行っていると、共通して見落としている視点があることに気付きます。それがライフバランスです。

仕事にやりがいを求める、充実感を求めるのは誰しもが望むことでしょう。しかし、そのような本当の満足を感じるためには「私は最高の人生を送っている!」ということが不可欠です。「私は最高の仕事にめぐり合えた!」というだけでは不十分なのです。

ということは、仕事を探す視点も、必ずライフプラン全体に立ち返る必要がでてきます。

そのような視点から簡単に考えを掘り下げることができるのであれば、現在のように今の職場や仕事環境に不満をもち、「機会があればより良い仕事を探したい!」と思っている人が多く発生することはないでしょう。「自分の価値観や興味を知って最も適した仕事につくことが大切」といいますが、それが分かれば苦労しないですよね。あるいは、求人で表面上出ている情報だけで、企業の真の姿を見極めるのも大変難しいことです。

私たちは、セミナーやカウンセリングの場を通じてそのお手伝いを専門に行う立場にあるわけですが、ライフプランを整理していくと、自分が理想像としていた仕事環境が実は人生全体にとってはよくない側面ももつという「矛盾」が見えてきます。この矛盾に対してしっかりとした結論をもって新たな一歩を踏み出すことが非常に大切です。

そのためには、正しい手順が必要になるのですが、このようなことを丁寧に説明するために設けた場が、キャリアセミナー「夢をかなえるキャリアデザイン」です。収入のアップを本当に目指されるのも一つの選択肢でしょう。しかし、それをただ望んでいても、「入社時は、確かに50万円くらい収入がアップしたんです。しかし、実際に入ってみると、昇給の条件が非常に高いハードルでした。場合によってはボーナスが出なかったり、減給の可能性もあり、このままだと2~3年で、前の職場にいた同僚と同じ水準かそれ以下になってしまいます。リスクの高い職場を選んだのに、これでは意味がありません。」ということが発生してきます。

昇給を目指すのであれば、そのようなチャンスを本当に提供する心構えのある企業をしっかりと選ばなくてはなりません。また、その企業で昇給するために頑張ることが、自分のライフプラン上で許容できることでなければいけないでしょう。

具体的にどのようにキャリアを紐解けばいいのか、またどのような案件が優良と言えるのか。それらのエッセンスを、これからもできる限り分かりやすくお伝えしたいと思います。

あなたが一番理想とする転職を是非成功させてください。適職とは、あなたが一番納得し、満足できる職業選択なのですから。

2005年01月17日

大企業病に打ち勝つ

周囲に貢献し、「一緒に働きたい」といわれるビジネスパーソンになる上で、いわゆる大企業病に打ち勝つという視点から所感を述べたいと思います。

大企業病とは、一種の組織的な病として、いわゆる公務員などの官僚制組織の悪い面が現れた際によく用いられる言葉です。当然ながら組織に所属する一人一人がその病に冒されてしまうと、自分自身のキャリアを強化する上での大きな障害となってしまいます。

一般に官僚的な組織の「負」の側面としては以下の3点が挙げられます。
1.訓練された無能力:既に過去のものとなった過去における適切な行動パターンを、状況が変わった現在でも繰り返して自己変革できない。
2.職業的精神異常:同じ仕事を繰り返すことによって、好みや判断基準、行動範囲などに偏りが生じる。
3.目的の転移:規則を守ることが手段であるにもかかわらず、それが自己目的に変化してしまう。

要するに、与えられた職権・仕事の範囲に埋没して、本来的な目的を基準とした行動をとれなくなることが大企業病といえます。このような状況では、当然ながら外部から様々な情報を取り入れたり、気づきを得るということができなくなります。そして、ある一定の年月を経た段階で途端に自己成長がストップしてしまいます。
「市場で通用するキャリア」という言葉自体が本来的なキャリアデザインの考え方からすると非常に偏りのある言葉であるため、あまり使うのは好きではないのですが、このような大企業病によって成長できない人が、社会的に受け入れられる機会を逸するのは容易に想像されます。

ここで、あなたが大企業病に侵されていないか、1つのチェックを行います。

あなたはいつものように自分の日常業務を行っていたとします。そこに見知らぬ外部の企業から連絡があり、「大変有益な情報があるので話を聞いてくれないか。あなたの仕事にとってきっとプラスになると思う。」という話が舞い込んできました。そのとき、あなたの何を考え、行動するでしょうか。

大企業病に侵された社員の典型的なパターンは、「忙しいので結構です」と断ってしまうケースです。普段自分が指示を受ける指揮系統に慣れきってしまうと、外部から飛び込む情報には極端に警戒心が強く、シャットダウンしてしまう傾向があります。有益な情報を仕入れて、より多くの成果を仕事で生み出すために様々な方面から柔軟な努力を行うよりも、決められた人・決められた方法で仕事をすることにしか関心がありません。

次の大企業病のパターンは、「会社としての方針や守秘義務などの観点から、勝手に合うことはできません」と断るケースです。普段接触をもたな業者と話をすることによって、大変なリスクがあるのではないか、あるいは、その業者にいいように話をもっていかれるのではないか、という気持ちが根底にあります。これは、定型的な業務ばかりを行うために、非定形的な業務の展開を予測して処理する能力が低下し、著しく偏った判断をしたり、外部業者への対応方法がわからなくて逃げてしまうという例です。

いかがでしょうか。市役所などでレベルの低いサービスを受けた際に「公務員はこれだから・・・」といいながら、自分自身も本質的に同じような行動パターンをとっているということがないかをチェックしてみて下さい。めんどくさい、わからない、といった理由で普段の自分の仕事を選択するクセがある人は要注意です。

豊かなキャリアを築くためには、有益な情報を周囲の様々なところから吸収する能力が不可欠です。

2005年01月14日

過剰労働

労働はきつくないほうがいいと思うのは、誰しもが抱く人間として当たり前の感情だと思います。

出来るだけ早く退社できる、ノルマが無い、納期は十分な時間がある。その逆に、残業がとてつもなくある、厳しいノルマが課せられる、いつもぎりぎりの納期を余儀なくされる。両者を比較すれば、当然後者より前者を好ましいと考えられると思います。

しかし時間的に余裕があり、課せられる重圧もなく、時間通りの仕事に成長という二文字が存在しているでしょうか。

決して過剰労働をしなさいということではありません。しかしあまりに時間に固執し、残業が無い会社、ノルマが無い仕事を探すといった、目の前の条件や楽さだけを転職条件にされている人が多いように思います。

これまで人材教育という仕事を通し、さまざまな会社、そこで働かれる社員の方々に接してきました。今になってつくづく感じるのですが、やはり成長している会社、成長している人材は、その周りの人よりもはるかによく働いています。

これは、間違いない事実です。

ベンチャー企業と言われ、短期間に急成長してきた会社はどこも他の会社ではありえないほど社員全員がとてつもなく働いています。そしてそこで働く人は、いつのまにか、他の会社の社員よりも急激に成長し、多くのキャリアを手にされています。

誤解の無いように再度申し上げますが、過剰労働をすすめているのでは決してありません。ただ現実として、人生に一度くらい過剰なくらいの労働を経験することは、その後の人生において大きな財産になる場合があります。

今一度、転職の際に「時間」という概念について、そして就業条件ではなく、自分を成長させる条件とは何かを自問自答をされてみてはいかがでしょうか。

2005年01月11日

意思決定力を鍛える

マネジメント能力の中でよく判断力が最も大切な能力だと言われますが、なかなか日頃の生活の中で判断力というものを真剣に考える機会はないと思います。

自分には判断力=意思決定力があるのか、それともないのか、一度真剣に考えてみてください。

キャリア形成においてもこの意思決定力というものは、とても重要な鍵を握ります。

皆さんは子供の頃から自分でどれだけ意思決定をしてこられていますか。成長段階において意思決定を迫られることはたくさんあるのですが、その実、自分が決めているようで本当は周りの人の意見や環境に流されていることが多いように感じます。

例えば朝起きる時間は誰が決めていましたか。母親に「学校に遅れるよ」って無理やり起こされていた方はいませんでしょうか。それ自体が意思決定をしてこなかった顕著な事例なのです。

そのような生活を繰り返していると、知らず知らずのうちに進路決定という人生において大変重要な転換期の意思決定さえも、他人に流されてしまうようになります。決めているようで決めていない、そんな生活をしているとビジネスの世界、いや人生において多くのチャンスを逃してしまいます。

意思決定とは、単に勝手な行動をすることでは決してありません。周りの人々に賛同を得た上で、最善策を判断することです。子供が親に反発して髪の毛を伸ばすことが意思決定などと考えるのはおかしな話です。

転職をする際に、条件面ばかり考えていつまでも転職先を決められない人がいます。これは、本当の意思決定、つまり自分の役割を知り、自分の人生目標が何かを決められないことから条件面ばかり目移りし、いつまでも意思決定が出来ない状況に陥っているのです。

意思決定力=判断力=決断力は日頃から意識することで磨かれます。真のキャリア形成を考えるなら、是非とも日々の意思決定を大切にしてください。

2005年01月08日

キャリア選択に役立つ3つの視点ー③「役立ち指数で図る」

キャリア選択の重要な視点の第三は「役立ち指数で図る」という視点です。

転職をする時、大方の人はその会社の職種、安定度、給与、休日などその会社の表面上の条件を基に選択していきます。あなたも常に何が得られるか、という視点で会社を査定していっていないでしょうか。

条件は日々変わっていきます。また得られるか否かは、そこで働く人の価値によって生まれてくるものであって、企業側から一方的に与えてくれるものではありませんよね。

与えてもらえるかという視点ではなく、与えられるかという視点、つまり役立つことができるかという視点で転職先を選択することです。それが、周りの環境がいかに変化しても普遍の満足を得る究極の視点になります。

この会社にもし転職したら、きっと自分なら今までにない多くの成果が出せる、会社にも社会にも多くの還元ができる、という自負心が何よりキャリア形成の重要なポイントになるのです。

ある会社で自分のスキルと同様のスキルをもつスタッフが大勢いる環境から離れ、そのスキルを本当に必要としている会社へ転職し、自分の力を如何なく発揮するほうが、余程役立ち指数は高く、自分にとっても多くのものを得ることがあるはずです。仮に転職先の会社が以前の会社よりもブランド知名度の点で劣っていたとしても、それは決してキャリアダウンではなく、キャリアアップに繋がっていくはずです。

結局、人は自分がいかに役に立っているかということを実感することでしか、継続もできませんし、成長もないはずです。

三つ目の視点である「お役立ち指数」を是非身につけて、キャリア形成に邁進して頂きたいと思います。

2005年01月05日

キャリア選択に役立つ3つの視点ー②「固定概念を捨てる」

キャリア選択において第二の重要な視点として「固定概念を捨てる」ということがあげられます。

固定概念とはとても恐ろしいもので、本来持ち合わせている能力さえも消し去ってしまうことがあります。

ある私の知人の話ですが、祖父が事業で失敗したことや、父親がリストラにあった経験から、ご両親から「公務員以外の仕事は先行きに何があるかわからない不安定なものだ」と小さな時からずっと話されてきたそうです。

そのためにその知人は、一般企業で働くことそのものが悪である、とてつもなく不安定で介入してはいけない世界だ、などと少し大げさですが、そのように思っていたそうです。

当然キャリア選択として公務員を目指し、見事地方公務員になられました。しかしある日結婚した奥様の実兄が事業を行なっていたのですが、急死され継承する人が全くいないため、周りからどうしても事業を継承して欲しいという突然の話しが舞い込んできました。

言うまでもなく、経営者になることは悪であるという固定概念から拒否をされました。しかし、周りからの強い要請で、しぶしぶ引き受けなくてはならなくなり、意を新たに企業家としての第一歩を歩み始めたそうです。

それから10年、その会社は地元でも名の通った優良企業に成長しました。

その知人は、「自分は会社などを経営することは、人生の上で全く考えもしなかった。しかし、毎日真剣に取り組み始めると、正直自分でその才能があるのではと思い始めた瞬間があったのです。人生いかに固定概念に捉われるとチャンスを逸するか改めて気付きました。」と話していたのが印象的でした。

このような極端な例は別としても、皆さんが日頃抱いている、職業への偏見や固定概念を取り払って改めて企業を見つめ直すと、さまざまな真の姿が見えてくるかもしれません。

同じ職種でも同じ会社はありえません。是非固定概念に捉われず企業を見る視点を持ってください。

2005年01月02日

キャリア選択に役立つ3つの視点ー①「比較を止める」

キャリア選択において重要な3つの視点があります。

まず第一に他人や周りの人との比較を前提に職業選択を絶対にしないということが大切な視点です。

友人の会社と比較し、自分が勤めようとしている会社は低賃金だ、兄弟の勤める会社と比べると有名ではない、従弟の勤務する会社と比べると休日が少ない・・・などの比較です。

するなと言っても人は必ず周りの人と比較をし、その上で転職先を表面上の条件で査定します。

しかし良くお考えください。どんな会社に勤めようが、そこで真の満足を得るかどうかはあなたの働き方や受け止め方にかかっています。もし他人との比較で仕事を選んだ場合、その比較した人が
更に好条件と思われる会社に転職したら、あなたの勤める会社は瞬時にその価値を無くしてしまいます。また他人との比較で自尊心を保っていたとすると、人生そのものに価値が無くなったと思うはずです。

大切なのは、あなたが人生において何を手に入れたいか、何のために働くのか、何を実現するために仕事を通して経験を積んで成果を出していくのか、その視点を持つことが重要です。

比較ではなく、自分の尺度を持ち、その目標に1日1日が近づいている、そんな毎日を過ごすことが真のキャリア形成につながっていくのです。比較をする時間があるのなら、その時間の全てを「自分は本当に何が手にいれたいのか」という視点を追求することに費やしてみてはいかがでしょうか。

2005年01月01日

人間は忘れる生き物

あなたは1年前の今日、最も悩んでいたことが何かを覚えていますか。

そう聞かれて答えられた人は1000人のうち一人程度だそうです。

死にたいと思うぐらい悩んでいることも、過ぎて見れば忘れてしまう程度の悩みだったというのが人間のようです。またどんな辛いことがあっても、その渦中にある時は、なんでこんなに大変なのだろうと思いますが、過ぎてしまえば良い思いでと言う人が大半です。

もしあなたが今、自分の人生でとても悩んでいるとしたら、それはずっと続くことではないということをまず認識してください。

殆どの場合、悩みは継続しません。

それよりも逆に悩みを忘れることで、初心を忘れ、目標を見失ってしまうのです。人から何らかのことで叱責された、そのことをずっと悩んで何とか自己変革をし成長をしようとしますが、その悩みを日を追うごとに忘れてしまい、結局自己改革が行われないことはしばしばです。

ここで大切なのは、忘れてしまった方が良い悩みと忘れてはいけない悩みを即座に識別し、忘れてはいけないことは手帳にでもメモをし頭に残し続