仕事を辞める本当の理由
ものごとを正しく理解しようとするときに、思考の邪魔をする厄介な存在があります。
自己正当化 です。
私たちは、皆それぞれ「こうあるべきだ」という価値観をもっています。自分を否定することには相当の労力が必要とされるため、自分の周囲で発生する事象を解釈する際には、思考のフィルターを通して自分にとって都合の良い解釈をしがちです。
日常の些細な出来事であれば、前向きな発想もプラスに働く場合がありますが、転職となれば少し話が異なります。
一番厄介なことは、自分自身が気づかないうちに転職の理由を「誤解」していることです。多くの方とキャリアカウンセリングを行っていて感じることですが、多くの方がこの落とし穴にはまっています。
仕事を辞める理由を誤解しているということは、転職先を選ぶ基準を誤解しているということに直結します。転職をしたけれども、満足しない、納得いかないという結果につながる原因ともなりかねません。
良くあるパターンは、職場の見通しや人間関係に上手くいっていないことがそもそもの原因なのに、「待遇」や「仕事内容」を原因と誤解しているケースです。
「仕事内容や待遇に不満」と思っている人へ質問です:あなたの周囲に本当に喜びを分かち合える仲間がいて、尊敬できる上司が心を込めて接してくれたとしても、あなたは会社に残らないという選択をしますか?
そこで判断に迷いが生じる場合は、本当の転職の動機の優先順位を間違っている可能性があります。