« 2004年11月 | メイン | 2005年01月 »

2004年12月31日

真のキャリアが身につく瞬間ー第四話「周りの人へのお役立ち」

続いて第四話ですが、今回のテーマは「お役立ち」です。

キャリア形成に意欲的な方は、自分の夢を持ち、その夢を掴むためにさまざまな自己啓発を繰り返されていることと思います。

しかしながら、なかなか納得のいく実績や経験ができない、と思われている方も多いのではないでしょうか。自分を高めることにとにかく執着し、誰よりも成長しようとする思いは大変崇高です。しかし、あまりに前に進もうという気持ちが先走ると、とかく人は多くのものを見失ってしまいます。

例えば、ちょっとした周りの人への配慮であったり、周りの人から受けた親切を見過ごしたりしてしまいます。あまりに成長意欲が強く、ひたすら前を向いて走ることに専念してしまうことから
、自分では全く気付かない内に多くの大切なものを失っていることがあります。

特に「仕事ができる」と言われる人にこのような症状が頻繁に見られます。テレビドラマの1コマではありませんが、業績達成は出来るけれども、人との関わりにおいては嫌味な脇役の立場にすぎないということになってしまいます。

そのような人は一定の段階にくると成長がピタッとストップしてしまいます。

永遠に成長し続ける人は必ずと言っていいほど周りの人と一緒に成長をしています。別な言葉で言えば、周りの人を成長させていく機会を与えたり、周りの人の役に立つことで、自分にとっての成長の機会を得ているのです。

人は与えられない限り見返りはありません。

ここで今一度成長とは、周りに人と一緒に行なっていくものであるとご認識ください。

2004年12月28日

仕事を辞める本当の理由

ものごとを正しく理解しようとするときに、思考の邪魔をする厄介な存在があります。

自己正当化 です。

私たちは、皆それぞれ「こうあるべきだ」という価値観をもっています。自分を否定することには相当の労力が必要とされるため、自分の周囲で発生する事象を解釈する際には、思考のフィルターを通して自分にとって都合の良い解釈をしがちです。

日常の些細な出来事であれば、前向きな発想もプラスに働く場合がありますが、転職となれば少し話が異なります。

一番厄介なことは、自分自身が気づかないうちに転職の理由を「誤解」していることです。多くの方とキャリアカウンセリングを行っていて感じることですが、多くの方がこの落とし穴にはまっています。

仕事を辞める理由を誤解しているということは、転職先を選ぶ基準を誤解しているということに直結します。転職をしたけれども、満足しない、納得いかないという結果につながる原因ともなりかねません。

良くあるパターンは、職場の見通しや人間関係に上手くいっていないことがそもそもの原因なのに、「待遇」や「仕事内容」を原因と誤解しているケースです。

「仕事内容や待遇に不満」と思っている人へ質問です:あなたの周囲に本当に喜びを分かち合える仲間がいて、尊敬できる上司が心を込めて接してくれたとしても、あなたは会社に残らないという選択をしますか?

そこで判断に迷いが生じる場合は、本当の転職の動機の優先順位を間違っている可能性があります。

2004年12月21日

幸福なる転職ー企業選択の極意3「社会貢献度」

最近やたらと企業の社会的責任という言葉を目にするようになりました。

その背景には、コンプライアンスの希薄さから個人情報の漏洩が起こり、また経営者の私欲によるインサイダー取引などの事件が頻繁に発生してきているからでしょう。
西武グループなどはその代表格であり、単に大きな企業が優良かということを真に考えさせされてしまいます。

皆さんも転職を成功させるためには、本当に企業の表面だけを捉えて選択されることだけはしないでください。

今日本は戦後経済の悪しき病巣が表面化し、その膿がでている時期です。その中にあって、当該会社で働いている人は、病巣の大きな悪影響を受け、人生さえも多く狂わされてしまっています。

会社の見極める視点は、企業理念やビジョンが明確な会社であるか、お金以外の自己成長が望めるか否かと前回までお話しをしてきましたが、更にもう少し掘り下げるなら「社会貢献度の高い会社」か否かという視点を持つことが大切になります。

これは単に寄付をしている、寄贈をしているということではなく、事業そのものが本当の社会の役にやっているかどうかという視点で見極めるということです。

過去にも急成長企業として話題になった企業は幾つもありますが、単に激烈な営業方法で勝ち進んだり、誇大広告で人を集めたりしていた企業はすべて短期のうちに排除されています。

冷静にその会社の事業は社会に対してどれだけ価値を創造しているか、という視点で見つめてみて選択を行ってみてください。

2004年12月20日

幸福なる転職ー企業選択の極意2「お金以外の報酬」

転職を考えるとき、まず皆さんは求人情報誌やインターネットによって情報を収集されることと思います。

この時当然ながら職種と収入などから自分に適した仕事・企業は何かを選ばれることでしょう。しかしながら、この情報を幾ら見てもその企業の真の理念や風土は見えてきません。

これまで多くの転職希望者の方々と接してきましたが、転職を成功させている人の共通点としてはっきりしていることは、自分の価値観と勤務する会社の風土がマッチングしているということです。決して収入や待遇面で納得したから、ということだけではないのです。

転職を成功させる2つ目のポイントは、表面に見えている報酬以外に、目に見えない報酬がその会社にはあるか否かを見極めることだと確信しています。

では目に見えない報酬とは何か、それは「仕事の報酬は仕事である」という格言にあるように、その仕事を通して、その会社を通して、いかに人として成長出来るか、そのための土俵が会社にはあるかどうかということを見極めていくことだと思います。

口で言うほど見極めることは簡単ではありません。しかしそのポイントは、しっかりとした企業理念があるか、教育というものにその会社独自の思想があるかを見ていけば見えてくるものです。
皆さんも是非給与や待遇だけに目を向けることなく、その会社の人に対する考え方に触れられるような面談を心がけてください。

2004年12月17日

幸福なる転職ー企業選択の極意1「働く喜び」

よい会社とは何か

皆さんはCSRという言葉を耳にされたことがありますか、Corporate Social Responsibility=企業の社会的責任という意味です。
昨今混沌とした経済環境の中、本当に価値のある企業はこの社会的責任を果たしている企業であり、またCSRの高い企業しか生き残れないなどと評論家などは経済誌を賑わせています。

さて、このCSRという視点ですが、評論家が唱える視点とは異なるかもしれませんが、皆さんがこれから転職をされる上で、企業選択にあたって大変重要な視点のように感じています。

そこで何回かに分けてこのCSRという視点で転職を切っていきたいと思います。
まず第一回目は「働く喜び」を考えている企業を選ぶという視点です。

成長力や、グローバル性、昇進のチャンスなどという拡大志向のみが前面に出ている企業ではなく、どれほど働く喜びを真剣に考えている会社か否かを見極めることです。

求人広告からも、少しはその考えの一部を見極めていくことはできます。やたらと成長性を訴えている会社と自社の理念やビジョン、社会貢献度に
ついてしっかりと記載している会社との違いです。

なんだそんなことと感じられるかもしれませんが、表現されている内容を真剣に分析されている人は意外に少ないのが実態です。まずはその点をじっくり考察して選択してください。

2004年12月14日

真のキャリアが身につく瞬間ー第二話

前回は「偶発的体験」がキャリアを創るというお話しをしました。

皆さんは自分を振り返ってみていかがだったでしょうか。真のキャリアを身につける次の話へと進めていきましょう。

キャリアを身につけるための第二のポイントは、「何かを捨てる」ということです。人は誰しも欲張りで、一度身につけたものは手放したくないと考える生き物です。しかしながら、キャリアという面では、経験もスキルも何でもとにかく積み重ねていけば、それでキャリアが身についていくというものではありません。

研究開発に従事する人なら特にひとつの研究課題を永遠に探求し続ければキャリアが身についていると考えがちです。確かに少しづつは身についているのですが、飛躍的にキャリアが増幅したということにはなりえません。逆に何かを捨ててみて始めて新たな多くのキャリアを手にする機会を得ることになるのです。例えば、研究機関を変えてみる、この時一定の役職を手放すかもしれません。または全く異なる分野を研究してみる、この時はこれまでの実績を手放すかもしれません。

しかしこれらの「何かを捨てる行為」を通して、人は新たな人間関係を築き、更には多くのチャンスを得ることになるのです。そうして飛躍的にキャリアを積んでいる人を見かけることは枚挙に暇がありません。

当然、無くすことは怖いことで、失敗をすれば多くのものを更に失ってしまうかもしれません。しかし、人は無くすことでしか多くのものを手にすることはないのかもしれません。一度お考えになってみてください。

2004年12月11日

真のキャリアが身に付く瞬間-第一話

キャリッジでは毎週キャリアセミナーを開催しています。

その中心となる最も重要なポイントとして参加者の方々にお伝えしていることは、真のキャリアが身に付く瞬間は「計画的偶発体験」を乗り越えた時ということです。

計画的偶発体験って聞きなれない言葉ですね。簡単にご説明しますと、計画的偶発体験は、二つあるのですが、一つ目は計画していたことが起こらないことです。例えば目標にしていた大学に入学できない、卒業したのに就職できないなどの自分の中では当たり前に計画していたことが達成できないことです。二つ目は、全く予期していなかったことが起きることです。例えば勤めていた会社が倒産する、会社が買収されるなどのことです。
このように予期していたことが起こらない、全く予期していないことが発生する。そしてその目の前の発生事実を真摯に受け止め、乗り越えていく。その時に、はじめて真のキャリアが身に付くのです。

皆さんもよく自分のこれまでのキャリアを振り返ってみてください。きっと予期せぬ抜擢や、予期せぬトラブルなどを一生懸命クリアした時に大きなものを手に入れておられませんか。
もしこの計画的偶発体験をあまり経験されたことが「ない」と思われた方、科学的に生活行動を変容させることで、実はこの体験を起こしやすくする方法があるのです。

詳しくは是非キャリッジのキャリアセミナーへご参加してお聞きください。

2004年12月08日

好きな人、大切な人

転職を決意する際に、今の仕事環境を重要ではないと感じれば感じるほど、安易に今の職場に「見切り」をつけてしまう傾向が出るようです。自分が転職を考えるにあたって重要視している点は何か、それは今の会社で自分がどれだけ能動的な取り組みを行っても解決できないか、についてよく検討する必要があります。

今どきは、社内での部門移動を受け入れる会社も少なくありません。しかし、たった1つの職場やそこの上司との関係で不満足な環境に直面しただけで、その会社全体を否定してしまう傾向がある人も多いと感じられます。

そもそもなぜ今の会社を選んだのか、不満要素は何なのか、それは将来のありたい自分にとって必要不可欠なことなのか、といったことを多面的に評価してください。

比喩的な表現になりますが、自分が好きな人と縁を切ることは大変だと思うのが人間ですが、自分を愛してくれている人を捨てることは容易いものです。

人間は捨てることに対して恐怖がある反面、その捨てるものがあまり大したことないと思うと軽率に行動をします。しかしあっさり捨ててしまうものこそ実は重要なのかもしれません。

あなたが本当にしたいことは何なのか、また何を手に入れようとしているのか。絶対にこのポイントを思考することから逃げないでくださいね。

2004年12月07日

ライフプランと転職

本当に転職を成功させるには、何が重要か?かなり大きな命題ですが、これまでのカウンセリング経験などから考察すると、それは「ライフプランに即した転職」と言えます。

職業を選ぶときには、興味があるということをその他の条件より優先すべきだという考えがあります。しかし、興味の前に本当に自分がこれから得たい生活環境とはどんなものか、それを明確にした上で適職を見つけることが何より大切だと
感じます。

例えば事務職に就かれていたある独身女性の退職理由が、「現会社の先行きが不安だから」ということで転職を考えられていたとします。その女性がまず優先したいことは、「収入を今より20%程度アップさせたい」ということでした。

そこでその女性は、求人情報誌から年収が20%程度アップになる先をセレクトしました。また営業にも興味があるので、その中から営業職を選んで転職をしたとします。文章で書きますとそんな安易な発想で職先を探しては失敗するよって思われるかもしれませんが、このようなパターンがその実かなり多いのが実情だと思います。

さてここでもう一度転職の鍵は、ライフプランの明確化であると記載しておきます。上記のケースであれば、まず結婚という人生で最大の転機をどうとらえているのか。出産後は、仕事を続けたいと考えているのかなどを中心に3年後、5年後のライフプランをとにかくイメージすることが大切です。

この女性にかなりの時間をかけて話しをしていくと次のようなライフプランがでてきたとします。
(※かなり時間をかけていかないとなかなかライフプランなど整理できないんですね。)「私は5年以内には結婚をしたいと思ってます、そして子供ができたら家庭をやはり中心にしたいですね。」
すると仕事はどういう位置づけになるのか尋ねると「子育てを大事にしたいのでパートで働くようにしたいと思います」と答えたとします。

いかがでしょうか?

この女性に今一番必要な転職条件とは何でしょうか?

もし同じような悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非、キャリアカウンセリングでご相談下さい。

2004年12月03日

転職注意報!!

毎日キャリッジに来訪される方に、無料のキャリアカウンセリングをさせて頂いています。その中で多くの方が転職をなんとなくしたいという状態にあるのがとても気になります。

転職を考えられることは、決して悪いことではないと思います。今以上に自分を成長させるために、またより良い出会いや体験を積むためにも転職は人生において大きな転機を与えます。しかし一番大切なのは、その理由をより明確にした上で転職をされることだとキャリッジでは常にお話ししています。

年収を上げる、よりブランドの高い企業へ就職するという短絡的な考えから転職を行っては、決して満足のいく価値を得ることはできません。まず退職の理由をはっきり自己認識されることで、次のステップを何よりも実りの多いものにできるのです。

例えば退職理由は「いつまでもマネジメントを行なう機会を与えられない」ということだと、はっきりと原因を認識できれば、次の転職先を選ぶときにマネジメントを行える環境を重視して会社を選択することが何よりも高い優先順位になります。なんとなく今より良い環境を得たいということでは、結局求人情報誌で給与や待遇といった点だけを見て転職先を選択してしまいます。それは何となくの転職であり、キャリア開発ではありません。

マネジメントできる場面など、求人情報ではなかなか判断できないと考えられるかもしれません。しかし、それが本当の転職理由であれば選択方法は幾らでもあるのです。あなたもそのように転職にあたって様々な理由や手段について悩まれていたら、是非キャリッジへご相談いただければと思います。

2004年12月01日

転職に迷ったならば

転職に迷い始めたなら、正しい適職を掴む第一歩を踏み出したともいえます。何も考えずに採用条件だけで企業検索をはじめるよりもよほど適職を掴む可能性は高いでしょう。

ただ、自分が本当に何をしたいのか、また市場でどのような可能性があるのかを一人で考えるのは難しいものです。

そのような方々(ほぼ全員だと思いますが)のご相談に乗るのが、私たちのキャリアカウンセリングです。

転職という非常に重要な意思決定をされようとしているわけですから、徹底的に考え悩む必要があります。迷いは誰にでも生じるものです。しかし、その迷いに真正面から向き合う必要があります。

カウンセリング7割、コンサルティング3割

一般的なキャリアカウンセリングはご自身が振り返りを行われるサポートを徹底して行います。しかし、一定レベルまで掘り進むと、今度は徐々に一般的心理として、人はネガティブになってしまいます。いわゆる思考が迷宮入りしてしまうというものです。その段階で「もっと掘り下げよう」といってもより良い結論を導くことはできません。

キャリッジでは、通常のカウンセリングと異なり、このような一定水準の掘り下げが終わった方々に対しては、こちら側が考えるベストな方向性を「示す」ということを行います。「どうなの?」というところから「こうしたらどうですか?」と180度視点を転換させるわけです。
そこで、ご提案したライフプランをご自身の中でシミュレーションしてもらい、「これはいい」「この部分は気に入らない」ということをより具体的に絞り込んでもらいます。そうすることで、本当の意味で解決に向けて前進すると考えています。

だから、キャリッジはカウンセリング7割、コンサルティング3割と言っています。